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「秘密の扉」最終回!!   

2016年 10月 03日


テレビ東京の「秘密の扉」が終わりました。
いやあ、良くできたドラマでした。




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どんなドラマかというと…



18世紀、朝鮮王朝21代王として王位についていた英祖が自分の息子である世子を米びつに閉じ込めて餓死させたという史実に基づいて作られたドラマ。

登場人物は、王として国を治めるために、王権を強固なものにしようとする英祖、民衆にとっても良い政治を行いたいという理想に燃える世子(世子)、自分たちの思い通りの政治をするために権力を拡大しようとする老論派、彼らに反対する少論派、民衆に寄り添おうとする世子を利用して英祖を殺害しようとする剣契(コムゲ)集団、初めは世子と同じ思いを抱いて正義のために世子の友達である画員の死の真相を暴こうとするが、貸本屋である父を殺されて以来、復讐のために世子を利用して王を倒そうという画策に加担するソ・ジダムなど。


自分の王権を守ろうとする王(ハン・ソッキュ)と王とは違う政治をしたいと願う世子(イ・ジェフン)だが、それぞれの考え方、どちらかが完全に正しいとは言えない、政治の微妙な部分、つまり、こちらを立てればあちらが立たず、その中でどれを選んで、どれを捨ててしまうかという、政治に関わる王と世子の姿と、2人の間で深まっていく溝、そして、それでも、父は子の命を救いたいと思い、世子も理想の政治を実現するためには自分が王位に就かなければいけないという、葛藤、後半になる程おもしろくなった。


Yoは、どっちがいいと割り切れない政治の話は、正直なところ、さほど好きではないのですが、このドラマは、その葛藤の中での親子の関係、ハン・ソッキュさんとイ・ジェフンさんの深い演技がお見事。また、様々な立場の人の思惑とそれが招く結果が緻密に描かれていました。



★ 予告編










このお二人の演技が素晴らしかったので、上記のオフィシャルサイトからお借りして、載せますね。

前に載せたものと重複してしまうものもありますが、まとめということで。





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それから、溌剌としたキャラで、前半の華だったソ・ジダムのキム・ユジョンちゃん。



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が、このソ・ジダム、父を殺されてから、妓楼に隠れ、成人役のユン・ソヒさんにバトンタッチしてからは、ただただ憎らしい女になってしまった。



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ソ・ジダム成人役のユン・ソヒさん



多分、キム・ユジョンちゃんとお顔の骨格が似ているからバトンタッチしたのでしょうが、あまりおもしろくないソ・ジダムだった。

ユジョンちゃんは、現在韓国で放送ヒット中の「雲が描いた月明かり」でヒロインを演じていますが、華がある。いるだけで見たくなる雰囲気を持っている。



後半、ソ・ジダムの魅力が失せてから、演技力を発揮したのは、この方。



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後半、理想に燃える夫の暴走とも思える行動に、夫にひたすら賛成する可愛い妻ではいられない妃、それでも、夫が守ろうとするソ・ジダムをかくまい、夫が危険にさらされるときには、危険を回避するために画策する、強く聡明な女性を、「プロポーズ大作戦」のパク・ウンビンちゃんが演じていました。
「ホジュン」のときには、ホジュン役のずーっと年上のキム・ジュヒョクさんを相手に、ひたすら尽くす健気な妻を演じていたけれど、「秘密の扉」では、最後まできついとも思えるくらい強い女性をワナワナと演じていて、この役、私は好きでしたね。



ラスト、ネタバレ。

と、言っても、史実は「米びつで亡くなった世子」なので、結果はそのままなのですが…。



政治に参加できる官吏を登用する科挙に、世子の臣下、内官の弟が代理で試験を受けて投獄される。
弟を助けたいと願う内官と、能力があるのに官吏登用試験を受けられない、内官の弟を不憫に思い、世子は王や重臣たちに秘密で、自分の手元金を使って民衆に教育をする書斎(ソジェ)を西方に作ろうとする。
それは、世子にとっては「民も政治に参加させる」という民衆への約束の実現だった。けれど、王に排除された者や王の政治に不満を抱く者は、それを王を倒す組織の育成の場所としてしまう。

書斎のことが王や重臣の知るところとなり、謀反を起こすために世子が書斎を作ったと老論派が責め立てたとき、それでも王は息子である世子への愛情のために、彼の命を救おうと世子は流刑にするに止めようとする。
けれど、その処罰を受け止めようとする世子に対し、書斎で育った武装集団が王を暗殺に向かう。

王の前に暗殺者が迫ったとき、世子はその男を斬りつけ、王の命を救う。
王は我が子を自分より先に死なせたくないために、「王を殺した暗殺者を世子が殺して、亡くなった王の代わって世子が王位に就く」という筋書きで、世子に「自分を殺せ」という。
けれど、世子は、父を暗殺して王位に就くことは、また負の連鎖を招くと言って、父である王を殺すことを拒否する。


この場面の、ハン・ソッキュさんとイ・ジェフンさんの演技はお見事でしたよ。



世子は「自分は流刑になっても夫についていくが、息子である世孫が王位に就くことは 妨げないで」というウンビンちゃんの願いを受け入れ、息子に「民が政治に参加する」という自分の理想の実現を託す遺書を残す。

そして、逆賊を育てたと老論派に責められた世子は、米びつに閉じ込められる刑を受けての最期となる。


ラスト、英祖は年を取り、また、その後、民衆から官吏が登用され、ペク・ドンスらが集まった中、彼らの前に姿を表す世孫。


世孫は、集まった官吏たちに向かって言う。


「私は思悼世子の息子だ」


いやあ、この言葉を大人の世孫のイ・ジェフンさんが言ったとき、涙が出ましたよ。
あの長い葛藤を経て、結局自分の「民衆も平等に参加できる政治」という理想を実現できずに無念の死を遂げた世子の想いが、ここで実現したっていう、感動。。。


この世孫の言葉で、このドラマは終わるわけだけれど、本当にお見事な脚本と演出だったと思います。

脚本:ユン・ソンジェ
演出:キム・ヒョンシク

キム・ヒョンシクさんは、「ファントム」の演出をされたそうで、「ファントム」も「うわあっ」て思う爽快感が随所にありましたが、この最後もある意味、スカッとして、深く感動しましたよ。



というわけで、今回は、テレビ東京の「秘密の扉」の最終回を見た感想でした。



このドラマのラストで良い人の役だったチェ・ウォニョンさん。
明日が最終回の「君を憶えてる」にも出ています。
ご縁があるわ〜。



トンイ→英祖→思悼世子→正祖(イ・サン)
このラインは、よく韓国時代劇に取り上げられる。

それから、暴君燕山君とか、光海君とか。

あちらのドラマ、こちらのドラマで、同じ人物が違った視点で取り上げられていると、その人に対するイメージも様々で、おもしろいなあと思ったりしております。





さて、下の動画は、映画でこの2人を扱った「思悼」の予告編動画。
随分、雰囲気が違う。



★ [動画] ソン・ガンホ&ユ・アイン主演映画

「思悼」メイン予告編









こちらも何かと話題でだったので、見てみたいわ。



さてさて!!




ユ・スンホニム主演映画
「キム・ソンダル」
いよいよ日本公開決定。



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それは、別のページに、後ほど!!






by Cloudia-Yo | 2016-10-03 13:33 | 韓国ドラマ諸々 | Comments(4)