カテゴリ:カン・チョルジュン公共の敵 ( 1 )   

俳優キム・ナムギル誕生!!「カン・チョルジュン〜」 ムンス+カンム→ピダム   

2013年 08月 11日
「イ・ハン」という芸名を使っていたキム・ナムギル氏がこの映画から本名の「キム・ナムギル」に戻したという「カン・チョルジュン公共の敵1−1」。どんな作品かな〜と思っていたら、DVDレンタル・ショップで発見。さっそくレンタル…。

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これが、「カン・チョルジュン公共の敵1−1」の画像として、広く知られているもの。


タイトルとこれを見たときに、カン・チョルジュンという悪いヤツを公共の敵としてやっつけるために立ち上がる、市民集団の物語なのかと想像してしまった。ナムギルさんは、その市民集団の一員かいね〜?と。

ところが大違い!!カン・チョルジュンは刑事で、高校で起きた殺人事件を解決しようとするが、そのときに現れる高校生に今をときめくイ・ミンホ。裏の姿を持つ巨星(コソン)グループ。その会長イ・ウォンスの元で働く室長パク・ムンスをキム・ナムギル。
何故か、主人公でないのに、この画像!!後ろにいるのは彼に共感する人々でなく、イ・ミンホはじめ、巨星グループに翻弄される高校生達でした!!


ナムギル氏、監督に勧められ、この映画を期に名前を本名に戻したそうで、それまでの芸名「イ・ハン」の方が韓国的には洗練されたイメージであるとか。確かに「ナムギル」という響きは癖のある感じで、このパク・ムンスを演じるには「イ・ハン」より「キム・ナムギル」の方がインパクトがある。


さて、以下ネタバレ多々ありです!!

この映画、大ヒットした「カン・チョルジュン」シリーズの3作目だそうで、儲からない刑事の仕事を辞めたいと思っている主人公カン・チョルジュンをボワッとしたキャラクターで演じているのが、ソル・ギョング。凄惨な殺人事件であるにも関わらず娯楽色高く…。中盤で、脇腹を刺され、腹に巻かれた血の滲む包帯に酒をかけるという荒々しい場面も痛みと共に軽妙さが…。

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そして、カン・チョルジュンがその正体を暴こうとする、善人のエリート企業家を装いながら、不良高校生達をヤクザに育てようとする裏の顔を持つ巨星(コソン)グループのイ・ウォンス会長にはチョン・ジェヨン。向かって右側にぼけて写っているのがナムギル氏ですね。


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そう、これです!!
高校生達に「自分達はヤクザです!!」と連呼させるのを、体育館の上から見ているシーン。
このシチュエーションは、恐ろしさとおかし味が。
「ありえないだろ〜!?」というシーンが出てくる「カン・チョルジュン公共の敵1−1」。この辺が、この映画のおもしろさかな…。



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韓国では、よく、黒シャツがカジュアルでなくても使われて、白いネクタイをしていたりすることもありますよね。「コーヒープリンス」のコン・ユも確かそんな出で立ちだった記憶が…。
日本では黒シャツに白ネクタイ&黒スーツだと、即ヤクザという感じですが。ムンスのスタイルは、本性としてはダーク・サイドにいる訳だけれど、単なる室長のユニフォーム的なオール・ブラックの装いなんでしょうね?今より少し太め、スーツも少々ダボダボだけれど、背の高いナムギル氏のブラックは妙に存在感あり☆


高校生を殺害したイ・ミンホ演じるチョン・ハヨンは、結局ムンスに刺されて最期を遂げます。アッケナイ。。



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「刃は使う前と使った後は持ち主が違うんだ」と言って高校生を脅し、自分が犯した殺人の罪を押し付けるパク・ムンス。うーん、非情!!冷酷!!



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殺人のやり方がプロのやり方だと説明する精肉業者イ・ヨンマン。「すい臓を一刺し…」と殺し屋の手口を解説。ユ・ヘジンが演じていますが、このシーンも深刻さがなく、ギャグです。でも、刺し傷の解説はおもしろい!



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事件を解き明かすために、巨星グループの経営する焼肉店にやってきたカン・チョルジュン。
それに応対するムンスは、長身で上からチョルジュンを見下ろしている。この立っているだけのムンスに威圧感があり、恐ろしさを感じる場面。


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人と人とも思わぬ冷酷なパク・ムンス。ポーカーフェイスから、不敵な笑みへ。これぞ、ナムギルの悪の表情。「赤と黒」で監督に「ナムギルに悪い顔をさせると本当に悪人の顔になってしまうので、加減が難しい」とか、確か言われた、その悪人顔の序章。




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ここにも出てきましたサンスを演じるイ・ムンシク。善徳女王のチュクパン役でしたが、ここでもコメディ・タッチで味のある演技。
9月13日追記:イ・ムンシクさん、ソウルドラマアワード2013で、男性演技者賞受賞だそうです(KBSドラマスペシャルでの出演により)。おめでとうございます!!



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ラストの乱闘というか、なかなか壮絶なアクション・シーンにいたる部分。ムンスが中心にいる。


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ちょっと暗くてごめんなさいよ。パク・ムンス、これだけを見るとキム・ナムギルでなくキムタクみたい…。。あれだけの冷酷な悪いヤツ、刺して殺すつもり満々だったのに、逆に刺されて前触れなし、長時間の乱闘なく数秒で最期。
ナムギルさん、何回死ぬんだろう…。初期の作品「頑張れクムスン」でも、新妻を残してあっけなく交通事故で亡くなり、近年もあちこちの作品で命を落とされています。





さて、このパク・ムンスの役…


登場から何となくの存在感があり目を引き、ナムギル氏が重要人物を演じる俳優になりつつあることを感じさせる。
このドラマは登場人物をさほどねちっこく描写していなくて、映画という短時間で勝負するものであり、そのサラッと感が特色。悪のボス、イ・ウォンス会長も、それほど嫌ったらしいどぎつさがなく。それを不満に思う方もいるかもしれませんが、私的には、十分存在感があるし、最後にカン・チョルジュンと一騎打ちとなるときも、銃を向けられても「それは空砲だろ」と緊迫感がない。ハード・ボイルド的に行くよりコメディ的な要素で押しているところが、この映画の特色。それも辛くならなくていいんじゃない?
イ・ミンホはナムギルにざっくりとやられてしまって、お気の毒ですが…。

ピダム役で百想芸能大賞最優秀新人賞獲得のキム・ナムギル氏。前年はイ・ミンホが受賞したようで、ナムギル氏の受賞のコメントの中にイ・ミンホのことが出てきます。ここで共演した2人が、これからの韓国ドラマを背負って立つ2人の俳優になったという…。

パク・ムンスのキャラクターは、冷酷非道なところは「善徳女王」のピダムに通じるところあり。以前に「美人図」のカンムに悪を加えたらピダムになると書いたことがあるかと思いますが、このパク・ムンスを見ると、ムンス+カンム→ピダムという図式も成り立つような…。

ムンスは何を考えているのか分からない人物という印象でひたすら悪を演じる。彼のキャラクターには「悪」という部分しかなく、私的なものを物語る要素は1つもない。逆に「悪」がなく人間的な部分のみのカンム。この2つを足すと、実に人間的な悪の部分を持つピダムが生まれるのかと。。



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突然出ました。ムンスのこの表情!!これは、過去のイ・ハンとこれ以後のナムギルの間にいる表情かと。。内面の深さを感じさせる。
この映画、今から5年前2008年6月に公開、大ヒットとなったそう。ナムギル氏のムンスのキャラクターも、独特のものがあった。黒いダブダブのスーツのイケメン。しかし、格好良すぎない。得体のしれないムンスはどぎつくない。が、どぎつくないのに非情であるのが、むしろコワイ。




ナムギル氏、このパク・ムンス役で悪い男の役が向いていると発見?

改名したこと、この大ヒット映画への出演は

   運命の一手  そして、ついに
      
     俳優キム・ナムギルが誕生☆



   そして、その後・・・

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        2009年「善徳女王」第62話のピダム。
        「悪」の部分に深い人間性が加わった魅力的な表情。


俳優として、飛躍的な成長を見せ、ブレイクしたキム・ナムギル氏でした!!



「カン・チョルジュン公共の敵1−1」は・・・
カン・チョルジュンや脇を固める登場人物のキャラクターもおもしろいし、テンポが良くて、肩肘張らずに見られる映画という感じでしょうか。テーマ音楽がインパクトあります。やはり音楽は大切よね〜と、また、いつもと同じことを言っている私でした。




余談。会長にヤクザとしての見込みがあると言われた小柄な高校生がチョルジュンを刺したが、これは、「プロポーズ大作戦」で、カン・ベコの友達、背の低いチュ・テナムをコメディ・タッチで演じたパク・ヨンソ。彼は、「善徳女王」で龍華香徒の郎徒テプン役もやっていました。「背が小さいが…」とここでも言われています。でも、プロフィールを見たら「170cm」とか。(* *)〜??韓国俳優さん皆、デカいんですね〜!?





追記・・・キム・ナムギル主演「鮫」監督版DVDについて

10月4日、製作中止になったとのニュースが入りました。
予約した人への返金はきちんとされる模様です。

「韓国ドラマ サンオ資料室」こちらをご覧ください。
また、10月5日アップの私の記事こちらにも、コメントを載せました。






さて、「カン・チョルジュン公共の敵1−1」、下に予告動画が。
こんな、雰囲気です!!
   ↓

ここをクリック

by Cloudia-Yo | 2013-08-11 10:46 | カン・チョルジュン公共の敵  | Comments(2)