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◆デビュー作「カシコギ」タウム 可愛過ぎるその存在 +麗しのヨ・ウンさま   

2013年 06月 17日
本日は、私の当ブログ初投稿の日からちょうど半年の記念日(??)でして、この記念すべき日に何かをしなくてはいけないという思いに駆られ、慌てて文章作成中。。


先日スンホ君のデビユー作「カシコギ」を見ました。日本でも反町隆史主演でドラマ化されましたが、韓国では、MBCで2000年に放送された、4回連続ドラマ。正式タイトルは、「カシコギ 父と子が過ごしたかけがえのない日々」。これにユ・スンホが白血病と闘う少年タウムの役で、父チョン・ホヨン役のチャン・ボソクと共に主演している。

私、現在少々多忙のため、あまりじっくり見る余裕なくザザッと見ましたが、父に対するタウムの表情、言葉、何でこんなに可愛いんだろう…と。彼の名が大々的に有名になった映画「おばあちゃんの家」のサンウではだだをこねたりする、利かん坊の部分のある役でしたが、このタウムはまあ薬を飲むのを嫌がったりはするけれど、ひたすら可愛い。父と話した後に、ちょっとかしげる首。こんなに可愛い子いるかな〜??何をしていても可愛い!!!

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さて、ここからはネタバレになりますので、「カシコギ」をこれから見ようと言う方はご覧にならないでくださいませ。ドラマの後半について、あらすじ等、ちょっと書かせていただきます。



チョンは妻と離婚し、息子のタウムを一人で育てている。しかし、タウムは白血病にかかっている。病気を治すため(骨髄移植だと思うんですが)に必要なお金が、貧しい詩人のチョンにはない。いつもタウムの入院費の支払いも滞っている。白血病を治す費用を得るため、チョンは自分の腎臓を他人に移植すること、つまり、臓器を売買することでお金を得ようとする。しかし、そのための検査をしたところ、チョンの内臓にがんが見つかり、その願いが叶わなくなる…、と言うことだったと思うんですが。

タウムを置いてチョンと離婚したタウムの母は、フランスで画家として成功し、新しい伴侶も得て裕福に暮らしている。




第3話 あらすじ

父はCTスキャンの写真を医師に見せる。肝臓がんの末期であることが判明する。

注射を嫌がるタウム。フランスに帰る母はタウムに電話をしてくる。母は電話番号を書き取らせ「毎日電話して」と告げる。母はタウムに愛情を持っている。
「頑張って治してパパと本当にチューをしよう」
治療費の支払いに困るチョン。臓器がガンのため、移植できないので、角膜の移植で金を稼ごうとするチョン。ソン課長(臓器の移植の関係者)に「どうせ数ヶ月の命ですし片方の目が見えなくても」と頼む。……ッテ、ソンナノアリデスカ??

タウムは日本人の女性の骨髄の移植を受けることになる。
力をつけるよう、チョンは一生懸命牛骨スープを作ってタウムにもませようとするが、嫌がるタウム。怒って病室を出て行くチョン。こんな風に息子のために必死の父と、まだ、病気を治すために様々なことを我慢するには幼過ぎる子どもの、病気への闘いが続いていた。

「パパが好きか?」と聞くチョン。父の問いに「毎日聞くんだから」とタウム。嬉しそうなタウムの声。

チョンの病気のことを知った彼を思う女性ジミは彼の身を案じ、「すぐ入院して」と懇願する。
しかし、チョンは「あの子は今生きるか死ぬかの瀬戸際だ。あの子には俺が必要だ。」
「タウムの移植が成功したら入院する」と。
「愛と言うのは勝手なものだ。自分が心行くまで愛する。自分本位なものだ。」

チョンが手術費を稼ぐための手だて、片目の角膜を移植する相手が見つかる。

「パパがいない間に抗がん剤を飲んだ」と告げ、面会にきたチョンを見て涙ぐむタウム。
チョンは「パパはふるさとに行かなくてはいけないから、一人でも我慢するように」と告げる。
「ママにきてもらえないの?」とタウム。

タウムが「カシコギ」の絵本を読んでいる。

ーカシコギは不思議な魚です。ママカシコギは卵を産むとどこかへ行ってしまい、パパカシコギが1人で卵の面倒を見ます。パパカシコギは卵を食べようとする敵と命を懸けて戦います。ご飯も食べず夜も眠らずに懸命に卵を守ります。
卵がかえると子供たちはぐんぐん育って大人になり、パパカシコギを捨てて遠くへ行ってしまいます。子供たちが去ると、パパカシコギは独りぼっちになります。そして、ある日パパカシコギは岩のくぼみに頭を突いて死んでしまいます。ー

チョンは左目の角膜の提供の手術をして、退院する。遠近感が分からず、階段を踏み外したりもする。

父が手術のためしばらく来なかったので、「おばさん、パパはいつ来るの?」タウムは心配そうに父の代わりに病院に通うジミに尋ねる。
眠ろうとするタウム。病室の外に父の姿を見つけ、目を輝かせる。

久しぶりに父に会えて、口の中が荒れている等、辛いことを父に見せるタウム。「かわいそうに。でも、パパが来たから、もう心配はいらない」「平気だよ。パパも痛かったでしょ?」…「ケンチャナヨ」というタウムの声がむちゃくちゃ可愛い。
「僕と同じなんでしょ。 パパも苦しいんでしょ?遠く離れていても僕のことが分かるんでしょ?僕たちは親子だから」
微笑むチョン。
父の目を覆っている眼帯(かな?)に気づいたタウム。「できものができたから」とごまかすチョン。
「パパが平気なら僕も平気さ」と笑みを浮かべるタウム。

治療を受けている最中、タウムに励ましのジェスチャーを送るチョン。
父の姿に、自分もジェスチャーを返すタウム。
教会で祈る父。
治療を受けるタウムを病室の外で見守り、息子の回復の兆しに涙を流す父。

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手術後、状態の悪くなったタウムを気遣うチョン。

しかし、その後、「成功です。正着しました。」医師に告げられ、手術後の拒否反応を乗り越え、父と子の病との苦闘が終わったことを知る。喜ぶ父子。
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この後、チョンはついにタウムを手放すために、元妻に電話をかける。自分の余命はわずかしかない。愛するタウムを自分の死後も守ってくれるであろう元妻に任せようとする…。



第4話 あらすじ

チョンは、自分の病気のことをタウムにも元妻にも告げず、タウムが母親の元に行くように元妻に頼む。

タウムが母親とともにフランスに行くと決まったとき、父は、タウムへのプレゼント、新しい洋服と「カシコギ」の本を持って、ベンチで待っている。
そこへタウムが母に手を引かれて来る。
父を見つけて「パパ(アッパー)!!」と叫ぶタウム。
しかし、チョンは「近づくな」
タウム「パパ、明日フランスに行くんだ」
チョン「ほうれん草と豆を食べるんだ」「それから、お前は人の好き嫌いが激し過ぎる。」といろいろタウムのなすべきことを指示する。
タウム「優しくて人間らしくでしょ」
チョン「誰よりもお母さんを愛せ」「返事は?」
タウム「はい、パパ」
チョン「胸を張って、堂々と歩け。哀しいときは歌を歌うんだ」
タウム「泣かないよ」
チョン「ここに紙袋があるだろう。お前へのプレゼントだ」
タウム「僕のプレゼントを作ったよ。僕の顔だよ」と粘土で作った自分の顔をベンチに置く。
タウム「パパ、もう1回だけパパの耳に触っちゃだめ?」
チョン「だめだ!!」
「タウムもパパを忘れろ。パパもタウムを忘れる。行け、早く」
タウムは母の元に戻ろうとしながら振り返り泣く。彼を抱えるようにして母が連れて行く。

チョンは、呟く。「元気でな。俺のすべてだった。幸せに暮らすんだぞ」

チョンの言葉、「この世にお前を残している限り、おれは死なないんだ」
ベットの上で目覚めるチョン。傍らには彼を愛し、彼の身を案じるジニが。
「タウム、タウム、今日は何日だ?タウムはいつ行った?」
「昨日です。」
「電話だ。タウム、パパだ」、リモコンを持ってタウムと電話している幻覚を見る。

ジニが去ってから、「ジニさん、俺は行くよ。タウムとの思い出の場所へ」
「(タウムに)悲しまずに喜んでくれと伝えて欲しい。俺は幸せだから。タウムに愛を教わったお陰で、俺は父のことを…」息子に対する愛情で、父への想いも浄化されたチョン。
「タウムを精一杯愛したし、これからも  愛すると」
窓の外には雪が降っている。
父は、最後にタウムとの思い出のある学校の校舎に向かう。

カシコギは稚魚を一生懸命育てて、自分は死んでいく。自分の身を犠牲にして、子どもを育てるカシコギとこの父の姿が重ねられている。

フランスに渡ったタウムが公園で絵を描いている。

元気になったタウムは髪も伸びて、可愛い。

タウムは父に手紙を書く。

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パパ、学校はすごく楽しいよ。

皆優しくしてくれるよ。

パパに会えないことを別にすればね。

パパに会いたいです。

パパが世界で一番の愛する息子チョン・ダウムより


…タウムが父に手紙を書いている場面、手紙の文面をタウムの声で語られる。この声が可愛くて、しかも読み方が本当に子どもが一生懸命パパに話しているようで、子どもの可愛さ全開です。。



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ラストは、自転車で無邪気に走るタウムの笑顔で終わる。
この可愛い笑顔は、父の必死の思いの結果によって得られた、かけがえのない笑顔。
この無邪気な笑顔が泣けます。



タウムの存在…とにかく可愛いユ・スンホ

このドラマは、ユ・スンホの無邪気な可愛さとチョン・ボソクの名演技によって成り立っている。が、特にこのドラマの質を高めているのは第4話。父が最期を迎えるときに、回想の中で浮かんでくるタウムがあまりに可愛く、ひたすら父親を信頼し愛していることが、手に取るように分かる。同時に父がどれほどタウムを愛していたかが分かる。

最期に父は一人タウムとの思い出のある廃校で、タウムのプレゼントしたタウムの胸像を前に目を閉じる。外には雪が降っている。
父はタウムのために自分の病気のことを最期まで言わず、母親が暮らすフランスに送り出した。父の愛情がタウムに伝わらないことに、私としては少々苛立ちを覚えるんですが…。

しかし、この理不尽なドラマの最後に、公園で絵を描くタウム。母の血を受け継いで美術の才能に溢れた少年は彩り豊かな絵を描き、父と練習した自転車を悠々と乗りこなし、最後まで自分に真実を話さなかったにも関わらず父に対する愛情を抱き続け、また、父の愛情を疑うこともない。そして、タウムの笑顔で幕を閉じる。

ラスト、自分の片目を売ってまでタウムの治療のために全力を注いだ父の願いどおり、健康になったタウム。おしゃれな洋服を着て、愛情を疑うこともなく幸せそうな可愛い姿で終わる。これは、父の格闘が息子のこの幸せを勝ち得たことを表している。

父と子が過ごしたかけがえのない日々が、どのような別れが訪れても、父と子の絆を断ち切ることのないほど深い愛情に満ちていたことを物語る。

「ジャイアント」で主人公イ・ガンモの宿敵、自分の欲望のために人の命を奪うことさえ厭わない、極悪非道のチョ・ピリョンを演じたチャン・ボソクが、この「カシコギ」では、タウムに対する深い愛情を抱き、息子の病気と必死で闘う父親を演じている。不器用で飾ることなくに生きてきた、息子に対する深い愛情に満ちた父、父を愛し、あまりに可愛いユ・スンホ演じるタウム。この二人の存在感が、病気と闘う父子というテーマの質を高めている。

父との会話の中で見せるタウムの表情の可愛さは格別。誰もがこの子に愛情を感じずにはいられないはず。飾ることなく内面から自然に滲み出てくる表情。これがドラマに初出演だった彼を一般の子役とは一線を画した存在にしたのだろう。

彼の存在が、本当に可愛いので、父の息子に対する愛情、息子を可愛いと思う気持ちを、見ている私も同じように感じることができる。

このタウムを演じたのがユ・スンホでなければ、もう少し普通のドラマに終わっていたかもしれない。
2002年の「おばあちゃんの家」で天才子役として注目を集めた彼が、デビュー作である2000年の「カシコギ」においても傑出した子役であることを示していたと言える。

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台詞を言った後に、父に対して可愛い表情を見せるタウムを、愛さずにはいられない。自分の子どものように可愛く感じてしまう。泣いたり、笑ったり、すねたり。


ユ・スンホは、最近のインタビューで、この「カシコギ」の演技のことを「あのときは、何故か泣けと言われれば泣けました」と言っている。また、日本版の「カシコギ」が作られることになったとき、「日本のタウム役の少年に何かアドバイスは?」と聞かれ、「飾らずに、内面を演じて」と言っていた。←確か…。

このドラマ、父が息子に自分の病気を告げずに最期を迎えるという理不尽な結末を救っているのが、ラストのタウムのシーン。既に父が亡くなっているとは知らず、父に「会いたいよ」と素直な気持ちを一生懸命(←スンホ演技はそう見える!!これがスゴイ!!)手紙に書き、天真爛漫な表情で自転車に乗る。これが、ドラマのラストに優しさを加えている。これがなかったら重た過ぎる結末になっていただろう。自転車に乗るタウムのこの表情で終わったことで、視聴者は、「この子の、この笑顔が得られて良かった」と、納得してしまうのではないでしょうか…。

彼の演技は、このデビュー作から常に「飾らない真実を演じる」だったよう。それが、外見や表情の可愛らしさのみならず演技の上手さで「天才子役」と呼ばせた。また、「国民の弟」と言われるに十分過ぎる可愛さと誠実さにより、好感度を高めているかと。

「カシコギ」のタウム、どうだったかというと結論は…

とにかく、ひたすら可愛い!!





さて、この幼い可愛い少年が、11年の後に…


      復讐のみに生きる刺客《ヨ・ウン》
         ユ・スンホ
        「善徳女王」「太王四神記」

            ↑
皆様ご存知かと思いますが。。プロモ・クリップに書かれた言葉。この書き方が「わあ〜!!スンホ、凄い〜!!」という感じで。時代劇で主役の片翼を担うというのは、目茶苦茶かっこいいです…!!
でも、前にも書いたけど、ヨ・ウンは全然「復讐のみに生きて」はいなかったよね。





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私の大好きな、ヨ・ウンがペク・ドンスと一緒に牢屋に閉じ込められているシーン
ヨ・ウンはペク・ドンスに「今度会ったら殺されると思ったのに、お前は…。」と。
ヨ・ウンがフクサ・チョロンの刺客になり、ペク・ドンスの敵となっても、ドンスはまだ友情を信じていて、ヨ・ウンが戻って来ることを願っている。
このペク・ドンスに対するヨ・ウンの想いが、なんともいえない魅力。




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And…  ヨ・ウンの麗しき眼差し!!!






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And…  「ペク・ドンス」、ラストのヨ・ウンさま!!!
アイラインもなく、眉毛全開で、男らしい。
これがこのドラマの最後に出て来るんですね。切ない…。
ヨ・ウン達が最初にジソンの護衛を言いつけられたシーンのもので、あの頃のヨ・ウンは…と、思うと。ね。





本日は、記念日のため、取り急ぎのアップロードで、可愛過ぎて、キム・ナムギル氏の魅力溢れるピダム公を忘れそうになった、ユ・スンホの処女作のキャラクター、タウムと、「ユ・スンホの中でも、やっぱりキャラクターNo.1はこれかな!!」と思う、「ペク・ドンス」のヨ・ウンにちょいと触れるに留まっておきます。


なお、台詞はDVDのものをお借りしており、しかも、ところどころ抜けております。
ご容赦くださいませ…。

by Cloudia-Yo | 2013-06-17 23:59 | カシコギ | Comments(13)