カテゴリ:善徳女王( 3 )   

◆心揺らすまなざし、感性と気迫  ユ・スンホ+キム・ナムギル    

2013年 05月 24日
ユ・スンホ君とキム・ナムギル氏。まじめで人見知りの激しい満19歳のスンホ君、サービス精神旺盛の奔放なイメージのナムギル氏。ちょっと見は正反対の2人なんですが、私にはとても似た部分があるような気が。。

2人は『善徳女王』で途中から登場。ナムギル氏は21話、スンホ君は34話から。


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stoo.comさまよりお借りした金春秋(キム・チュンチュ)の写真


『善徳女王』に登場のキャラクターたち

『善徳女王』全62話を先日やっと見終わりましたが、私の通っている(←スンホ君入隊の3月から毎週通い詰め!!)DVDレンタルショップでは、韓国ドラマのコーナーで『イ・サン』に続いて、「人気ランキングNo.2」の札つき。確かによくできている…。俳優さん達が良い味を出していて、スキのない場面が続いている。監督が完璧を目指したという話ですが、「確かに!!」という感じです。

全62話の中で印象に残るキャラクターはたくさんいて、名前を挙げるとタイヘン。女性陣の主人公トンマンを演じたイ・ヨウォン、魅力的なカリスマ、40%超えという高視聴率を牽引したミシル役のコ・ヒョンジョン、トンマンの双子の姉チョンミョン王女のパク・イェジン、トンマンのもわーとした乳母ソファを演じるソ・ヨンヒ。男性陣は、トンマン側のキム・ユシンのオム・テウン、アルチョン郎のイ・スンヒョ、ミシル側のミセン公のチョン・ウンイン、セジョン公のトッコ・ヨンジェ、ソルォン公のチョン・ノミン、ポジョン公のペク・トビン、ハジョン公のキム・ジョンヒョン、この5人のミシルを取り巻く弟、夫、情夫と子ども達、ミシルの命令で西域までトンマンを追って行き、トンマンの乳母ソファを連れてソラボル(新羅の都)に戻り、再びミシルに忠誠を尽くすチルスク公のアン・ギルガン(『マウミ』でユ・スンホ演じるチャニを殺そうとする憎ったらしい悪役を演じていました)、また、国仙ムンノのチョン・ホビン(『ペク・ドンス』では、ユ・スンホ演じるヨ・ウン達の教官、ヨ・ウンの裏切りでフクサ・チョロンのチョン(天)に殺されるイ・スウンを演じていました)、詐欺師からトンマンの重臣になるチュクパンのイ・ムンシク。「これでもか〜!?」というほど個性的な俳優が揃っています。こっち側あっち側をウロウロする商人、最後にピダムを陥れるヨムジョンを演じたオム・ヒョソプも捨てがたい(『ペク・ドンス』でペク・ドンスの父親を演じていたって。ヨムジョンのワルぶり、あまりの違いに気づかなかった!!)。凛々しいキム・ヨンチュン、ミシルに忠義を尽くすソップム、その他いろいろ印象に残るキャラクターありありでした。

『善徳女王』はキャラクターの洪水です。


韓国の方のお名前は、「ョ」「ュ」「ン」が多く、韓国語に造詣のない(そんな言葉はない!?)私には「チュン」「チョン」「ジョン」など、混同しやすい文字がたくさん。お名前、正しく載せられたか心配です。一番苦手なのは「チュクパンのイ・ムンシクさん」。今日、やっと覚えました。ヨムジョンにヨンチュン、ピダムの本名はヒョンジョン。あああ、覚えられない…。

さて、もう一人、トンマン子役のナム・ジヒョンちゃん、元気で賢いキャラクターを演じおもしろかった(『ペク・ドンス』で、女主人公ジソンの子役をやっていましたが、お行儀の良い貴族のジソン役より、西域でたくましく生きるトンマンの方がお似合い)。ミシルがあまりに好評だったので、話題性には欠けてしまった感のある大人トンマンですが、イ・ヨウォンさん登場の頃は、ナム・ジヒョンのトンマンの雰囲気から始まり、男としての郎徒(ナンド)の部分、王女としてミシルと対抗していく部分、女王となってある意味自由を失っていく年増の場面、徐々に変化していく人物をよく演じていたと思います。そうでなければ、この高視聴率は出なかったでしょう。でも、トンマンが姉であるチョンミョン王女と出会ったときは、既にチョンミョンにはチュンチュが生まれていて、というと15歳で生んでもチュンチュに会ったときには30歳くらい、なんだよな〜。ちょっとこの辺りの時間の流れをきちんとチェックしてなくて。まあ、おもしろかったので、その辺りはどうでも良いか…。



秘密兵器=ユ・スンホ&キム・ナムギル


そのような中で登場する秘密兵器と言われたユ・スンホとキム・ナムギル。確かにこの2人のキャラクターも独自のものがありました。(←以前にも触れました…)


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        第40話、骨品制の常識を覆す発言をする大胆チュンチュ。
        向こう側にいるヨムジョンより、スンホ君、お顔がちっちゃい…。


このキム・チュンチュでこれまでとは違う癖のある人物を演じたスンホ君。私は、子役時代から現在までその不思議な存在感と見る者に何かを感じさせてしまう雰囲気に捕まってしまったのですが、これは私1人が抱いた感情でない訳で、それが「国民の弟」「姉さんファンのロマン」といったユ・スンホの形容詞を生み出してきた由縁…。

以前にも確か書いたけれど、最初にユ・スンホ君を目にしたのは『勉強の神(ドラゴン桜)』。そのときに、彼がこんなにまじめな良い子だとは思っていなかった。「子どもなのに異様に存在感のある子だな」と。画面にした時、彼の輪郭の周りがくっきり澄んで見える。それはキャリアがものをいう存在感…。子役俳優さんは上手くなければ役につけないでしょうから、その他大勢の成人俳優よりは、皆際立った存在感を見せると思うのですが。そんな中から勝ち上がってきたスンホ君。スンホ君に良い役を度々さらわれたという他の子役出身俳優さんのコメントも最近目にしました。

ユ・スンホ君の存在。それは癒してくれる存在、かつ、放っておけない存在。他の俳優さんを「かっこいい♡」と思うのと、どこか違った感情を抱いてている気が…。「1st写真集」を見ていてもこの子の一生懸命さが、じわじわと。「ガンバレ〜、スンホ!!負けるな〜!!」と叫びたくなる私でして…。


一方、『善徳女王』、スンホ君登場の1話前の第33話から見始めて、初めて目にしたピダム、彼の演技もまた異様な存在感があり、その存在は際立っていました。「ああ、これが噂に聞くピダム、キム・ナムギルか…」。実はこのときの私はナムギル氏をスンホ君の対抗馬的な見方をしていて、「スンホ・ファンとしては敵対視」みたいな…。

ところが、キム・ナムギル氏の演技は、粗野であり、ナイーブであり、トンマンを想い、優しく、直情的な愛情を示し、子どものようでもあり、剣を持てば冷徹で残忍。二重人格のピダム。この役で、ナムギル氏は見事にそのキャラクターの振り幅の大きさを表現。このキャラクターがだんだんおもしろくなってしまった。。悪役というのは人間の悪い面を演じる訳ですが、やり方によっては、弱い部分や、悪さの裏にある純粋な部分や優しい部分、人との触れ合いを求めようとする部分等、表現の幅を広げることが可能な訳で、ひたすら善人な人を演じるより、はるかにいろいろなことができる。←演じるなら悪役!!確か前にも書いたけれど、悪役好きの私。。

ナムギル氏のピダムも然り。トンマンが「ピダムのことを信じているから、この仕事を任せる」と言えば子どものように喜び、ひとたび怒れば、人を殺すことに何のためらいも感じない。闘いではミシルの息子らしく非凡な戦略と人を束ねる才能を発揮するが、愛のために死をも厭わないピダム。愛しながら周りの策略により敵対してしまったトンマンが最後まで自分を信じていたという事実を知り、たった1人で大勢の敵の中に飛び込み、トンマンに近づいていこうとする。女王であるトンマン自身が望んだ個人名「トンマン」という名前で呼ぶために…。
『善徳女王』を33話から見始めたときに、ピダムの自由さは、他の登場人物から浮き立って見えましたが、ラストにいたるまで、表現の多彩さでとても魅力的なキャラクターでした。


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これは、登場間もない第22話のピダム。
スンホ君と正反対の色黒(!!)。ギラギラの目。



キム・チュンチュ役で、スンホ君は、他の俳優では不可能だったユ・スンホ独自のキム・チュンチュと言うキャラクターを作り上げましたが、これはスンホ君にしては珍しく「おもしろい」キャラクター。これより後2012年に『プロポーズ大作戦』で、ちょっととぼけた主人公カン・ベッコを演じていますが、どちらかというと、ドラマ後半の親を求めハム・イスルに対する愛情のために行動するベッコの方が私は好みでしたね〜。それが、このキム・チュンチュ役では、初登場からのとぼけた部分がとても魅力あり。スンホ君にとって、歴史上の人物ということと、登場までの準備期間長かった(←放送開始から登場まで16週間位もあった)ので、イメージを作り易かったのかもしれませんね〜。やはり、キャラクター作りには絶対時間が必要よ。。

実は昨日、キム・ナムギル氏の主演映画『美人図』を見てしまいました。(途中「これって、普通の映画のコーナーにあったよね??」とちょっと目を白黒。。)キャラクターの鮮明さと言うとこの映画で演じたカンムよりピダムの方がはるかにおもしろい。個性が際立っていて、感情の流れが鮮明。スンホ君のチュンチュについて個人的に好みだったのは、浮ついた雰囲気を漂わせるチュンチュ、トンマンに反抗し、自分が王になる策略を巡らすというチュンチュ、トンマン側のもう1人の上に立つ人物として、自分の見方となった貴族や兵士達の先頭に立つ凛々しい雄叫びチュンチュ、トンマンと敵対していくピダムに「昔は何を考えているか分からないから怖かったが、今のピダムの考えることは分かるから、怖くない」と自分がピダムの優位に立ったと荒々しい言葉を吐くチュンチュが特に素敵と思いましたね。スンホ君は、何かの感情を内在させて吐く言葉や表情の方が、より力を発揮するような…!!



2012年末からのスンホ君
        成長と語りの熟練 ♪



成人演技に初挑戦の『善徳女王』の4年後、ユ・スンホは韓国MBCで放送された『ポゴシプタ』で、優しく、残忍で、子どものように泣き、殺人をも厭わないキャラクターを演じた。現在、DATVで放送中(『ポゴシッタ』)。が、結局我が家はDATV視聴が現在不可なので、『ポゴシプタ』からしばらく遠ざかっていましたが、昨日、久しぶりでユ・スンホ公式ペン・カフェ「Talk to U」で、ユ・スンホ君演じるハリーに再会。ム・ム・ム・ム!!なんと魅力的なハリー。その存在で何かを感じさせてしまう。そうだった。さんざんこのハリーに泣かされたんだった。「毎日会いたい悪い男、ユ・スンホ」と書かれた、あのユ・スンホの悪役!!


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スンホ君「ハリーの言動はほとんどが嘘だと思ってやっている」と
言った、ハリーの泣き。
誰もが言う「ユ・スンホは演技が上手い」。
ハリーは、それにプラス・アルファが加わった。


年が若いので、甘えたようにならないため、声を硬くしたというユ・スンホ君。その彼から発せられる言葉の抑揚の魅力的なこと。最初の頃、韓国で「ユ・スンホの幼い語り口」とか書かれたこともあったようで、逆境を克服しようという強い意志を持つスンホ君は、ひたすら努力。そして、それを見事に克服した彼の声。ラスト近くの彼の声は絶品ですね。久しくお会いしていなくて、忘れてしまっていました、ハリー様!!ゴメンナサイ!!

語り口といえば、ピダムのナムギル氏の語りは自由自在の感じ。先日ナムギル氏のインタビュー動画を見ていたら、彼は『善徳女王』の前に『モダン・ボーイ』に出て日本人の役を演じ、そこで、「日本語の抑揚や韓国語を上手く話せない人の韓国語のの喋り方まで研究した」というようなことを語っていました。ナムギル氏は俳優としてスタートした頃、劇団に入っていたそうで、そこでのトレーニングということもあるのでしょうが、この日本人の役を演じるための苦労が、ピダムの自由な抑揚を生み出したのかも??と思います。

キム・ナムギル氏はイ・ハンという芸名での活動を続けていたとのことでーこれは、多くの方が既にご存知と思いますが、先輩俳優カン・ナムギル氏との混同を避けるためだったそうー、本名で勝負したいと考え、洗練した名前であるイ・ハンという名前(←韓国的にはそうらしい)を捨てたときから、本質を演じる俳優となったとか。この本質を捉えようとする姿勢が、我らがスンホ君と同じという気がします。



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         ラストのピダム。キム・ナムギル渾身の演技。
         ナムギル自身が「ピダムの死」に涙が止まらなくなったと言う…。


一生懸命な俳優さんはたくさんいるし、皆さん頑張っていらっしゃると思うのですが、「やらねばならない気迫」みたいなものを、この2人から感じるのですね。



ピダム、ラストのメイキング動画


キム・ナムギル氏のピダムのラスト、1人でトンマンの元へ行こうとし、それを阻むトンマンの部下達に闘いを挑む場面、この場面のメイキングで見たナムギル氏のアクションシーンの撮影に臨む姿、その気迫はなかなかのものがありました。それは理性で作ると言うより、感性で動こうとしていると感じます。撮影は寒くて大変だったらしい。以下にお借りしてきました。

◆Queen Seon Deok Making Film: Bidam Final Scene (1)
KNGljさまの動画


http://youtu.be/hsJI6B-l2AY



ユ・スンホとキム・ナムギルの共通部分


デビューから10年間、華々しい活躍をすることのなかったナムギル氏、子役から10年以上、大人の俳優になろうと必死のスンホ君。かたや下積みが長く、かたや天才子役としてもてはやされていた。一見すると全く別の状況のようだけれど、表現力のある成人俳優になろうともがいてきた2人。似ている!!

2人には、意志のある眼差しがあり、キャラクターに没入する姿勢があり、年を取るほどに熟していく内面を演技に生かしたいという想いがある。

ナムギル氏は「ピダム」や『美人図』のカンム等のキャラクターは自分に似ている部分があると言う。一方、ユ・スンホ君は「ハリー」も「カン・ベコ」も「ヨ・ウン」も、自分と似ているとはあまり思っていないよう。これは、おそらく10歳ほどの年齢差がなせる技かと?ただ、体ごとキャラクターに入り込んでいくスゴさが同じ。

2012年初めのインタビューで、「自分の魅力は?」という問いに「自由さかな」と。「着飾りもせず見つめる瞳の輝きや姿勢等が魅力的に見えるのではないか、そう思います」
インタビュア「まとめると、目の輝きですね?」
「(照れながら)そうです。母が好きだと言うんです。目が綺麗だって」
このインタビューの答えに彼もまた飾らず本質で演じることを意識しているということが分かる。
「大人の俳優と言われたい」と、ユ・スンホは語った。「韓国の演技派の俳優たちのように外見だけでなく内面も華麗な人になりたい。だから、今年はユ・スンホという俳優を見直したと言われたい。演技が上手いと言われたいです。」

上記のコメントは、ユ・スンホファンなら、おそらく既に目にしているかと思う、高校卒業前のまだ少年の薫りの残るスンホ君のインタビュー番組の中で語られていました…。
                                                                     ↓

120125 SBSテレビ芸能 ユ・スンホ (日本語字幕)
LLYsR3さまの動画


http://youtu.be/DcJg2s1RaEY

この動画を最初に見たときは、あまりに可愛いスンホ君ではあるけれど、明らかに私から見たら若者で…。アイドル的な雰囲気を漂わせた高校生俳優。「私はヨ・ウンに惚れたので、ユ・スンホに惚れたのではない」な〜んて友達に言っていたんだけれど。それがいつから「何が何でもユ・スンホ、スンホ、スンホ!!」になっちゃったのかなぁ。

でも、今、思うとこの動画の中でスンホ君はスゴく重大なことを話していた訳で、この「自由さ」というのが、頭(理性)で考えるのでない、感覚の部分で感じたままを演じているっていうことだったのかな。スンホ君もナムギル氏も、キャラクターの中に溶け込んでいくタイプで、私はそういう人がすきなんだなあ、と。そして、スンホ君は、演技が上手いんだけれど、子役の頃から培われた感性、理性だけでなく、感覚で作り上げていく部分が、人並み外れている…。

2012年初めのこの動画で語った「大人の俳優と言われたい」という言葉。2012年末にスンホ君はハリーの演技で爆発、望みどおりの凄い成長を遂げた1年になった訳ですね ♪



キャラクターによる変化(へんげ)自在


スンホ君のお顔、写真集の他、ネットの画像・写真で拝んでおりますが、たくさん載っている写真を見る度、「いったいどれがスンホの顔??」と、また不思議な気持ちになるのです。もしかして、本人も分からなくなってしまっているのでは??

そう、キム・ナムギル氏も、毎回違う顔を見せたいと思っているそうで、これもスンホ君と一致。スンホ君、「除隊後も違う姿をお見せしたい」とたしかどこかで語っていた。つまり、2人ともキャラクターを上手く演じられても、そこに留まらず、現状に甘んじずに、新たな自分を発見し、可能性を広げてていきたいということなのでしょう。果敢にチャレンジする俳優魂は、賞賛に値します。

軍隊でのスンホ君の写真を時々目にしますが、髪型のせいもあるけれど、これがまた、これまで見たことのないスンホ君。日本人には考えも及ばない厳しい訓練で、男の中の男でいなければこなせない気力と体力、集中力を要する訓練。これまでにないスンホ君が出現したかもしれません。

昨年除隊したキム・ナムギル氏。短いCFフィルムの監督をしたり、彼らしさを発揮している様子。
一方、ユ・スンホ君は軍隊の中で5月第3月曜日、成人となったそうです。(←日本の成人の日のような感じでしょうか?)まだまだ、ナイーブで迷うことも多い年齢?きっとたくましくなって帰ってくることでしょう。。


ピダムのアクションのメイキング動画を載せさせていただいたので、ヨ・ウンの私の大好きなアクション動画も…。

•[WBDS];;Yeo Un 여운CLIP-刀
Sha miaoさまの動画


http://www.youtube.com/watch?v=bTlths51RAI&feature=share&list=PL0FC0F1B4238FE1CF

ヨ・ウンの目力で終わるこの動画。ヨ・ウンはヨ・ウンであってユ・スンホでない!!それが、スンホのスゴさ!!

※この動画の曲は、なんとキム・ナムギル主演の「悪い男(赤と黒)」の中の1曲「Dogma」…!!


あ、これを見て、もう1つ共通点発見!!お二人とも、時代劇風のざんバラの長髪がとてもお似合い!!


『善徳女王』を全巻見終わったのですが、変な順番に見てしまったので、スンホ君の他にもおもしろいキャラクターのたくさんいたこの作品をもう一度第1話から見直そうかと。。時間がかかるな〜。



最後に、『善徳女王』撮影中、スンホ君とナムギル氏、仲良くお休み中の図。。
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写真はBSフジさま等からお借りしてきました。
写真、ちょっと追加・変更しました。時々、文章も追加&訂正したりしています。


追記:ここをクリック!!

by Cloudia-Yo | 2013-05-24 15:09 | 善徳女王 | Comments(21)

◆善徳女王 出生の秘密  再び+ミシル+ピダム   

2013年 05月 02日
 第49話・第50話
  ミシルとピダム、母と子の対話のシーンと音楽


ただ今、私が大量の時間をかけて視聴中なのは、相変わらず「善徳女王」です。ユ・スンホ演じるキム・チュンチュを見たくて33話から62話まで見て、そのおもしろさに前に戻り…。けれど、62話もあるんだから、そう簡単には見終わらない…デス。さて、ここにも出生の秘密を抱えた2人の人物が登場します。1人は主人公トンマン。王の子どもでありながら双子の妹として生まれ、「双子が生まれると男子が生まれず、聖骨の血筋が絶える」と思われているため、極秘裏に捨てられて、遠い地で育つ。また、もう1人は重要な役割を担うピダム。新羅で絶対的権力を持つミシルとチンジ王の子どもでありながら、チンジ王を殺害したミシルに捨てられる。

歴史ドラマでありながら、親子の問題がかなり重要なポイントになっているのが韓国らしい。というか、もしかしたら、日本でもそうなのかもしれないですが。究極の問題はやはり家族か…。

「善徳女王」で、トンマンが日食を利用してミシルの権威を失墜させ、双子であるにも関わらず王女の地位に着くに至る場面はなかなか手の込んだ内容を上手く処理したと思える内容でしたが、一方、ピダムと母であるミシルの対話の場面は、作家や監督がかなり入れ込んで作ったのではないかと思える、これも完成度の非常に高い場面だったと思っております。これが、ミシルの死後、51話以降の展開にも重要な役割を果たす訳で。

韓国MBCで放送されていた「会いたい(ポゴシッタ)」を見ていたときに、このドラマがかなりギリギリのスケジュールで作られていたために、バックに流れる音楽が次の場面に変わるときにブチッと切られていて、気になりました。音楽をうまく次の場面に重ねる時間もなく、慌てて編集したんだなぁ、と思ったのです。(←こんなこと書いて申し訳ないけれど、でも、撮影がかなりギリギリだったのは事実…)。それが、このピダムとミシルの場面、ミシルの最期に近い場面、第49話でのピダムがミシルの元に潜入したシーンでは、真逆。言葉と言葉の間に音楽が見事に入れられていて、その芸術的な仕上がりに、ちょっと衝撃を。。

「これを語らずにはいられない」と思ってしまって…。一生懸命、日本語字幕の台詞を書き取ってしまった私。「良いドラマには良い台本!!」と実感。

「善徳女王」、なるほど、全体の構成がしっかりしている。「キャラクターは全て素晴らしい」とミシル役のコ・ヒョンジョンさんも語っていましたが、確かに!!その他大勢の兵士には、例によって多少表情が素になっている方々も見受けられましたが(haha・・・)、役名のついているキャラクターは1人1人が魅力的に。

キム・チュンチュを演じた我らがユ・スンホ君、キム・チュンチュ役を作るにあたり、どの程度スタッフから注文をされたのか、興味あるところです。前回ブログでも触れたのですが、キム・チュンチュの出だしはかなりおもしろい。ピダムを演じたキム・ナムギル氏は「自由にやらせてもらった」と言っていますが、一方、俳優さん達は、皆一様に監督の悪口を言うことで団結したと言うほど、監督は俳優達に妥協を許さなかったらしい。それは当然完成度の高い演技に繋がった?

第49話と第50話の、ミシルとピダム、3回にわたる2人の場面、母子の対話のシーンですが、母を求めるピダムと、複雑な内面を表現しているミシルの言葉・表情には隙がなく、個人の意志では解決できない運命の中に置かれている2人を感じます。音楽の編集の素晴らしさと共に非常に完成度の高い場面を作り出していると思い…。興味津々!!

ピダムを演じたキム・ナムギル氏は、インタビューで「印象に残った場面は?」と聞かれ、「師匠であるムンノの死」「母であるミシルの死」「ピダムの死」と答えていました。(←「もっと知りたい! 韓国TVドラマVol.37」、善徳女王の特集ページ)
ミシルが死にいたる場面も、ナムギル氏の高い集中度が感じられ、ミシル役のコ・ヒョンジョン氏と共に濃密なシーン(恋愛ではなく、母子の…)を作り出していると思う。。



チヌン大帝の勅書を見たピダム、その後の変化


ピダムは、トンマンに大切なものを取りに行けという使いを命じられ、それが「ミシルを刺殺せよ」と書かれた何十年も前に書かれたチヌン大帝の勅書であるとは知らず、自分もトンマンの役に立てると喜んで、子どものように駆けて行きます。時折切れ易いピダム。彼は怒ると多くの人の命を絶っても全く痛みさえ感じないという、残酷な面を度々見せる。一方子どものように喜んだりする面も持っていて、トンマンの命令を受けたときのピダムは哀れなほど子どもっぽい。しかし、「ミシルを刺殺せよ」という勅書を読んだとき、これまでの脳天気なピダムは姿を消し、愛するトンマンとトンマンの敵である母ミシルの間で苦悩する存在に変わってしまいます。←脳天気なピダムの変化は31〜32話あたりからあるのかも。後日、検討m(_ _)m...。

ピダムという人間は、二重人格であるけれど、その内面はある意味単純で、ここまでの場面では、「トンマンを恋し慕う、助けたい」「自分を育てた師匠ムンノに怒られたくない、褒められたい」「ムンノの死を悲しむ」、そのくらいに感情は集約されているように思います。それが、この勅書の存在を知ると、複雑な思いに駆られ、ミシルの元に奔る。勅書を見たピダムは何のためにミシルの元に行ったのか。



以下、第49話・第50話のその場面のYouTube動画を、MBCClassicさまからお借りしました。
台詞は、DVDの日本語字幕のものを使わせていただいておりますが、書き損ない&脱落もあるかと…。
m(_ _)m




ミシルとピダムの対話、その1


「ミシルを刺殺せよ」とのチヌン大帝の勅書を見て苦悩するピダムがミシルの部屋に潜入するシーン

◆The Great Queen Seondeok, 49회, EP49, #06


http://youtu.be/PMuGMXxVE8c
公開日: 2012/03/20


第49話の49分くらいのところ、この動画では4分52秒のところで、ピダムがミシルの部屋に押し入ります。
このシーン、台詞と音楽の掛け合いが最高☆

<ドラマ>
大耶城のミシルの部屋に潜入し、ミシルの喉元に剣を突きつけるピダム。
ミシルは剣を突きつけられても平然としている。
ミシル「何故、ここへ?」ピダムを見るミシル。「トンマンに暗殺を命じられたか?あるいは恋い慕う女のために手柄を立てにきたか?」
ピダムは横目でミシルを睨む。「聞きたいことがー」
ミシル、ピダムに目を向け、笑みを浮かべる。「聞きたいこと?」
ピダム、剣をミシルの首元から離す。
ピダム「何故?」懐に手を入れ、勅書に触れる。…ここで、ミシルのテーマ、女性の歌声で「アアアア〜←これが絶妙!!
ピダム「一体何故?」…再び歌声「アアアア〜」。
ミシルの笑顔。また、「アアアア〜」が、聞こえる。
ピダム「あの日、何故ヨムジョンに俺を遊山に連れ出せと?」…「アアアア〜
ピダム「答えてください」…「アアアア〜
ピダム、黙っているミシルに怒り、「答えろ!!」
ミシル、微笑みながら、「お前が邪魔だからだ。」…ここで、弦楽器の鬱々とした音色。女性の歌声がメロディに。
ピダム「邪魔だと?」ピダムが怒りに顔を曇らせ、呟くような声でミシルの言葉を繰り返す。…女声と弦楽器が高いメロディに移行し、台詞と被さっていく。
ピダム「あんたの壮大な夢をかなえるためにか?」
ミシル「そういうことだ」
ミシルの言葉に、ピダムは心をえぐられたように目を閉じる。
ピダム「俺はいつも邪魔者なんだな。あんたが夢をかなえるには」
ピダム「だったら、何故俺を捨てなかった?殺すべきだったんじゃないか?」期待を裏切られたミシルの答えに哀しみの涙をこらえるように、問う。
ミシル「そうだ。あれは失敗だった。」…ここで、緊迫感のある弦楽器の4拍子の音楽
ピダムの表情に怒りが浮かぶ。
ミシル「そのために今、こんな目に遭っている。」ミシルの表情に笑みが。
ピダム「失敗だと?」「失敗…」と悲しい笑みを浮かべて繰り返すピダム。…弦楽器が、ピダムの悲しみを奏でる。
ピダム「失敗とは?」…弦楽器に打楽器が加わる。
ピダム「それなら、何故?何故?」。ピダムは「ミシルを刺殺せよ」と書いたチヌン大帝の勅書を懐から取り出そうとする。
そこへ、「何者かが侵入を…」と、ミセンとミシルの息子ポジョン公が入って来る。
ピダムはミシルの首元に剣を突きつける。ピダムに剣を突きつけるポジョン公。
しかし、ミシルは…。
ミシル「剣を下ろして。私を訪ねてきた客人だ。」落ち着いた口調で言う。
ピダムに「行くがいい。」優しい目をするミシル。
迷うピダムに「早く」とミシル。
ミシルの言葉に動揺するピダム。…6/8拍子のメロディで弦楽器とオルゴール音。



ピダムが母の行く末を案じて会いに行った訳だが、そこで出た言葉は「聞きたいことが…」。
ミシルはトンマン達を攻撃しようとした日に、ヨムジョンに「ピダムを離れた場所に遊山に行かせるか、捕らえておくかしろ」と命じた。ピダムを死にいたるかもしれない闘いの渦中にいさせたくないという愛情のためだったのか、あるいは、剣客としての腕のあるピダムがいることがミシルが勝つことの邪魔になると考えたのか。ミシルはピダムがミシルの元にやってきたことについて、ミシルとピダムの関係を知っていてミシルが最も信頼しているソルォン公に「あのとき、皆が抱いた疑問を、ピダムも知りたいと思ったのだ」と言っている。

この場面で投げかけられた疑問は、第50話の2つの場面でミシルとピダムの想いにつながる。

それより以前に、トンマンとチュンチュがそれぞれに「自分が王になる」と言ったことから、ミシルはそれまで抱いていた権力への意欲を失い、しばし、鳴りを潜めていた。このときに遊山に行く。ミシルはピダムを伴って、彼の手をとって岩山を歩くなど、他の人には見せない態度を取る。ピダムもミシルの親しげな態度に、徐々に母と子であることを感じ始めたのかもしれない。

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ミシルがピダムの身を案じていたのだと分かったら、ピダムはそのまま勅書を破棄してミシルを助けたいと思ったのか。しかし、ミシルの答えはピダムの欲するものではなかった。ピダムを捨てたときに殺さなかったのは「失敗だった」とさえ言う。期待を裏切られて、絶望するピダム。
しかし、部屋に入ってきたポジョン公らに剣を突きつけられたピダムを、ミシルは「私の客人」として、危害を加えず返そうとする。これまでの言葉と違うミシルの行動に動揺するピダム。この場面は当たり前でない母親ミシルの不可思議な感情の表出がおもしろい。



ミシルとピダムの対話、その2


トンマンの合従の申し出を受け入れなかったミシルを追いかけて、ピダムが説得しようとするシーン

◆The Great Queen Seondeok, 50회, EP50, #04


http://youtu.be/P6i_vEJMHu8
公開日: 2012/03/20


<ドラマ>
ミシルの元に走って行くピダム。…4拍子の重たい弦楽器の響き。ピダムの必死の説得を表す。
ピダム「決裂したのですか?勝てると思いますか?もう勝負は見えています」
ミシル「勝てないとしても簡単に負けるつもりはない」
ピダム「なぜですか?」
ミシル「その理由がないからです」
…ここで、無音になる。
ピダム「これなら、どうですか?」 ミシルを刺殺せよと書いたチヌン大帝の勅書を見せる。
…ここから、ゆっくりしたオルゴールの音色が続く。母子の関係を物語る。
ミシルは心の中で思う。「結局、主の手に渡ったのか…?」ミシルは、この勅書をピダムのものと考えていた!!
ピダム「トンマン王女が持っていたのを私が隠しました」
ミシル「なぜ隠した?その理由は?」
「それを公開すれば私を滅ぼせるのに」…オルゴールが6/8拍子に変わる。弦楽器が加わり、テンポが速くなる。
悲しみに満ちた目のピダム「あまりにも残酷なことだから」
ミシルの目の瞬きが、その心の動揺を表している。
ピダム「母上、あなたにとってはー」ついに、ピダムは「母」という言葉を口にする。…ハープの音色が旋律。シンセサイザーが時間の流れを感じさせる音を鳴らす。
ピダムの言葉に唇を歪めるミシル。
ピダム「人生の全てが否定されることになる。あなたは何十年も前に死ぬはずだった」
ピダムの想いに、ミシルは笑みを浮かべ、目にかすかに涙を溜めているように思える。…弦楽器の響きが流れるように。
ピダム「合従に応じてください。さもなくば、公開します」
その言葉にミシルは思わずピダムに駆け寄り、頬に触れようとする。
ピダムの肩についた草を取るミシル。…シンバル風のシンセサイザーの音、弦楽器の悲しい調べ。
ピダムの肩に手をかけ、見つめる。涙ぐむピダム。お互いを想う母と子がそこにいた。
が、ミシルはピダムに背を向ける。去って行くミシル。…弦楽器に時折重なるシンバル風のシンセサイザーの音が、運命を感じさせる。
涙をこぼし見つめるピダム。…哀しい音色のテーマが続きます。
輿の前で、一瞬立ち止まり、そのまま去って行くミシル。見つめていたピダムの目に、涙が一筋。心の動揺を表すように、チラチラと揺れる切ない眼差し。


この場面で、ピダムはミシルを説得し、ミシルが合従に応じて生きる道を選ばせようとする。母を死にいたらしめたくないピダムの想いと、それを知ったミシルの想いが、言葉とその間の表情から読み取れる。




ミシルとピダムの対話、その3


そして、第50話のラスト、ミシルの最期のシーン

◆The Great Queen Seondeok, 50회, EP50, #07


http://youtu.be/SsDAjSPitMM
公開日: 2012/03/20


この動画の2分2秒のところで、ピダムがミシルのいる部屋に駆け込みます。


<ドラマ>
トンマンとの闘いに敗色が濃くなり、「全てを終わりにする」というミシル。大耶城には白旗を掲げる。
ピダムは1人でミシルの部屋に駆け込む。奥の城主の椅子に座っているミシルは、ピダムを見て、ゆっくり瞬きをする。
ピダムは、床に落ちている毒の空き瓶を見る。…弦楽器の重い音
震える手で拾い、しかし、落とす。…再び弦楽器の重い音
「こういうことか、だったらなぜ?なぜ!?」
ミシル「大きな声を出すな。まだ少し、時間が残っている。」
ピダム涙をこらえて、「それでは、母上と呼びしましょうか」
ミシルは「フン」と嘲るように笑う。…弦楽器の悲しげな6/8拍子の音色が台詞のバックに流れる。
ピダム「捨てて悪かったと謝る気は?でなければ、心の底では愛していたとか」
ミシル「私の中にそんな気持ちはない。母上と呼ぶ必要もない。謝るつもりもない。」
ミシルは続ける「愛と言うものを何だと思っている。愛というのは容赦なく奪い取るもの。それが愛だ。トンマンを愛するならそうしなさい。」
涙をこらえようと顔を背けるピダム。
ミシル「恋心、大義、そして、新羅、何一つ分け合うことはできない。」ミシルを見るピダム。
ミシル「ユシンともチュンチュとも分け合うことはできない」

トンマン達はソルォン公と共にミシルのいる部屋に近づいてくる。
…母と子の悲しい心の内を表す弦楽器のメロディ。
ピダム「自分の愛はー自分で叶えます。」
ミシル「心配だから言った。私は人を得てこの国を得ようとした。しかし、お前は国を得て人を得ようとしている。人を目的とするのは危険なことだ。」
ピダム「王女様は、人であり神国そのものです。私がそうさせます。」
ミシル「人の心はもろくて壊れやすい。お前の夢はあまりに幼い。」
ふと倒れそうになるミシルに駆け寄るピダム。助けようとするピダムに手を上げ拒むミシル。
ミシル「トンマンはまだ来ないのか?」
ピダムの辛そうな顔。

部屋に入るトンマン。涙を浮かべているピダム。目を閉じているミシル。近づくトンマンはミシルが息絶えていることを知る。…歴史の転換を告げる弦楽器の調べ。
トンマン「セジュ…」
「ミシル、あなたがいなければ、私は何もできなかったかもしれません。ミシル、ミシルの時代よ、安らかに」トンマンが心の中で呟くときに、ミシルの手が椅子の肘掛けから落ちる。


ミシルとピダムの2人の場面ではミシルの最期にいたる悲劇の様相の音楽、ミシルが部屋に入ったときは、トンマンにとっての未来が開けたことを表す穏やかな明るめの音楽が使われている。なるほど…☆


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ピダムは母の愛なく育ったために、初めて自分を受け入れてくれたトンマンを母を求めるように慕う。母を求める幼児性と人を人とも思わない残虐性、2つの面、それは成長する過程での愛情の不足のもたらすものだったのだろう。

この3つの場面のミシルの母としての内面は非常にビミョウに演じられている。その複雑さがこの関係のおもしろさでもある。多々ある出生の秘密を抱えたドラマの中でも、母子の内面が緻密に演じられた1つかと。カリスマ的な女優コ・ヒョンジョンとこのキャラクターで一気にスターダムを駆け上がったキム・ナムギル。2人の演技者としての波長が非常によく合っていて、1つ1つの言葉が生きていると思う。

今、この3つのシーンの台詞と音楽の交錯を見ていると、この2人の母子の心情がどのように変わっていったか理解できるという…。時代劇では音楽がダイナミックに使われ、名曲も多いですが、このドラマの音楽も素晴らしく、しかも音楽の入れ方が絶妙!!日本のように「選曲」という形で仕事をされるのかどうか分かりませんが。とにかく拍手!!

このドラマにも史実とは違うフィクションの部分がたくさんありますが、歴史って家族の不在から来る妬みや小さな行き違いから形作られることもあるのだろうと…。これが歴史ドラマの醸し出す悲しさ。「善徳女王」のドラマのトンマンの最後の言葉、若き日の自分自身にかける言葉の中にも、歴史の中で王となって生きることの切なさが表れていて、こちらも秀逸だったと思っています。


終わりに…
     我らがユ・スンホに優れたドラマを!!


ナムギル氏は「ムンノ、ミシル、ピダム、彼らはこの時代に生まれなければ、もっと幸せな人生を送れたのかもしれない」と言っています。ピダムを演じた後、しばらくはピダムのことを考えるだけで泣けてしまったとか。我らがスンホ君も、ハリーを演じた後、気持ちが落ちたと言っていますが、それだけ、役柄に没入していたということですよね。キム・ナムギル氏とスンホ君、枠にはまらず言いたい放題に見えるナムギル氏と、とてもまじめなスンホ君、違うタイプに見えます。兵役の就き方も正反対だし。が、目力、感情の表現のしかた、また、年を重ねて経験によって深みの増した演技をしたいと考えている点など、非常に似ている部分があるように私は思ってます。
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「善徳女王」は、人気・実力ともにハイレベルな韓国ドラマだと思いますが、これに若くして出演したユ・スンホ君、以後の俳優人生にとって大きな役割のあるドラマだったのは確か。願わくば、今後大人になった彼が再びこのようなドラマで、キム・ナムギル氏のように


    重要な役柄を演じる機会に
          恵まれんことを!!



なお、写真はBSフジさまより一部をお借りしました。
何のために台詞を書き取ったって、自己満足のためでしかありません。でも、その結果この3つのシーンの深い言葉をひたすら堪能!!

by Cloudia-Yo | 2013-05-02 10:41 | 善徳女王 | Comments(6)

◆キム・チュンチュの毒と香り〜善徳女王のユ・スンホ〜 +ミシル+ピダム   

2013年 04月 16日
ユ・スンホ君が兵役に就き、軍に入隊してから1ヶ月とちょっとが過ぎました。

スンホ君の新作は見られないので、過去の出演作品を見て過ごすことにした私。『善徳女王』のキム・チュンチュ役がおもしろいという情報を得て、『善徳女王』にチャレンジ。全62話という長編なので、とりあえずユ・スンホ演じるキム・チュンチュ登場寸前の第33話からスタート(レンタルDVDは2話で1巻なので)。視聴率40%越えという、この『善徳女王』、なるほど!!止まらなくなり、2週間で第52話まで一気に行ってしまいました。(←暇ではないのに、欲望に勝てないオロカナ私…)
で、34話から52話という少々中途半端な部分を見ての感想を。。。

なお、あらすじについては「BSフジ」の『善徳女王』のページ等、あちこちで放送されているので、出ているようでございます〜。

http://www.bsfuji.tv/seondeok/index.html(→これは、BSフジのURL)

ところが、この「BSフジ」様のあらすじ、とっても大まかで、第34話の部分に「風月主」を決める試合のことばかり書かれていて、我らがユ・スンホのキム・チュンチュについて全く書かれていない!!チュンチュの登場は、ある意味「風月主」を決めることよりストーリーの流れの中で大切なことかもと思うのですが。触れられていないとは!!と、いつもスンホ君登場場面を大々的に取り上げて欲しい私でした。


ユ・スンホのキム・チュンチュとの出会いに
 「!!!」



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キム・チュンチュの登場は、幼い頃に王女である母が自分の手元から離したため、遠く唐で育ったチュンチュが、呼び寄せられてソラボル(王の宮殿がある、この物語の中心地)に向かう場面から。連れ帰る任にあたっていて、先を急ごうとするテナムポ(ミシルの弟ミセンの息子。3月にスンホ君と第102新兵教育大で再会したというリュ・サンウク君ですね)に、チュンチュは「気分が悪くて籠に乗っていられない」「馬に乗るのは怖い」と言って、手こずらせる頼りない男を装う。ここに、滑稽な味わいのユ・スンホ発見!!


「国民の弟」と呼ばれた人気子役俳優ユ・スンホ。私の驚きは、このキム・チュンチュが、私の知る他の作品での彼、『勉強の神』、『ペク・ドンス』、『おばあちゃんの家』、『ブラインド』、『ポゴシッタ』、『マウミ』、『プロポーズ大作戦』、そのどれとも違う、重みのある唯一無二のキャラクターだったことです(←作品順は私の見た順。まだまだ新規スンホ病感染者の部類の私です…?)。スンホ、やはりただ者でない…。それまでの子役演技を見ていた人にとって、「ユ・スンホはこんな役もできるの?」という驚きがあった模様。また、製作側としても、「キム・チュンチュは、秘密兵器キム・ナムギルに加え、作家陣が最終兵器として掲げるほど重点をおいているキャラクター」とのことで、。このキャラクター作りには、拍手。大物の風格が香ります!!

彼はこの『善徳女王』で初の成人演技に挑戦したとあちこちで伝えられていますが、放送開始直前にユ・スンホが語った言葉、「今まで子役だけしてきたので子役演技が楽だが、いつまでも子役だけすることは出来ない。どうしても必ずしなければならない事なので、していれば成人演技も楽になると思う」(←innolife.netのニュース)。これを語ったとき、2009年のお誕生日より前の5月、彼はまだ15歳!?私は、まだ彼がこれより以前に出演したという時代劇『不滅の李舜臣』『王と私』『太王四神記』を見ていないのですが、この3つの時代劇の主要な人物の子役を演じて経験があるとは言え、「ムムム???これは…!!」の出来。




ユ・スンホ演じるキャラクターによる笑顔の違い


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第34回の最後、皆が花郎(ファラン)の風月主(一番偉い人!?)を決めるための闘いを見ている場面、「誰が勝ったのだ?」と問うチュンチュ。イ・ムンシク演じるチュク・パン(この方、味わいあるキャラクターを演じる脇役と思います)がその高貴そうな装束を見て、「どなた?」と聞く。この問いに、ちょっと顔をそむけてフッと笑ってから、「キム・チュンチュ」と名乗って微笑む顔が、これまた、「うわぁ〜!!」とビックリでした。これにテーマ・ミュージックが被って流れ終わる、「いよいよキム・チュンチュがソラボルにやってきたぞ!!」と思わせる印象的な場面でした。

↓ 第34話ラストの濃い笑顔 
d0289252_3525298.pngなにしろ、この笑顔は自信に満ちたチュンチュのキャラクターそのもの。スンホ君が放送開始前にキム・チュンチュに対するイメージを「強靭な性格だと知っている」とコメントした、まさしくその強靭さを表す笑顔! ユ・スンホの表情の変化、当ブログで度々触れさせていただいておりますが(汗。。)、演じるキャラクターによって変えて行く表情。変幻自在!!このチュンチュの笑顔で終わる第34話、これは、他のドラマ等で私が見たことのない口の端をぐっと上げて笑う「濃い笑顔」でした。最近の彼は繊細なイメージが多々ありましたが、彼は濃い役柄もできるんですね〜♪


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『ペク・ドンス』のヨ・ウンでは、ちょっとふざけた(?)ペク・ドンスの様子を見て「ふ…」と笑う。メイキングの画像では大きな口を開けて笑う姿もありますが、ドラマの中では、常に静かに微笑み。幸せでない、どこか切なさを秘めた微笑みなんですね。唯一、ちょっと若者らしい笑顔を見せたのは、のろしを挙げる任務を遂行しなくてはならず、のろし台への道を急ぐため、伝令の馬を奪うことに成功、「やった!!」という表情をするヨ・ウン。





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←「ペク・ドンス」で一番大きな口を開けていると私が思っているシーン







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『ポゴシッタ』のハリーは、大人の笑みを口元のみに浮かべ、品良く、穏やかで、優しさに満ちているようでありながら、本心はどこにあるのか分からない、そんな微笑み。もちろん大口開けて笑ったりしない。それから、第15〜16話あたり、スヨンにすがりついて泣きながらハン・ジョンウに見せつける複雑、かつ計略的な微笑み←これは、絶品でしたね〜☆




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『プロポーズ大作戦』では?あれ、笑っていたかな??高校生だったり、社会人として野球選手や野球に関係する仕事についているときだったり、いつも苦しそう、寂しそうな笑いだったかな??満面の笑みの印象がない…。が、時々、エラく美しいカン・ベコがいた♡



さてさて、話を戻して『善徳女王』、初めて見る「自信に溢れた濃い微笑み」。ここに「どんなキャラクターも完璧に演じる」と形容されるユ・スンホの存在を見た!!キャラクターの捉え方と表し方が人並み外れていることを思わせてくれるキム・チュンチュでした。

頼りない、少々マヌケな王子を装いながら、実は賢い策略家であるキム・チュンチュの図太さ、本人が「私の中の毒」と叔母であるトンマンに語る、そんな一面を持つ人物を、ユ・スンホにしかできない独自のキャラクターとして作り上げていました。
スンホ君はMBCの演技大賞で新人賞を受賞しましたが、善徳女王のメンバーの席でインタビューに応えて「僕は18歳です」(←数え年の18歳のはず)と言っている彼の若さ、あどけなさからは想像できない、時代劇特有の重厚なイメージと、見る者を笑わせるような個性的なおもしろい面を兼ね備えた、キム・チュンチュ。『プロポーズ大作戦』もコメディ・タッチの部分があるのですが、その部分では、キム・チュンチュの方が歴史上の人物でもあり、イメージを作りやすかったのかも?
(←本日朝、テレビ東京のケベクをちらっと見たら、なんとキム・チュンチュが出ていましたが、スンホ君ほど濃くはないチュンチュでした。)。

キム・チュンチュ。これは、ユ・スンホ君の演じた中で、一番線の太いキャラクターだったかと、現時点では思っております。端正な顔立ちと毒気、色気、時折見せるあどけない少年の顔、そして、頭脳明晰でありながら、頼りない男を装う二面性。毒と香り、彼のキム・チュンチュは魅力的!!おもしろい!!


キム・チュンチュ、私の思う名場面

  現在視聴した52話までで、特にチュンチュがおもしろかったのは…

第34話の登場に続き、第35話、トンマンに初めて会う場面。チュンチュとの初対面にワクワクし、叔母と甥の愛情ある関係が形作られると想像していたトンマンに、「私がソラボルに来たのは、王になるためだ」と宣言する場面。この辺りの強そうな言葉、スンホ君、とても似合っています。スンホ君はシャイな一面を持っていますが、実は強い子なので、強い言葉を放つのが似合います!!ヨ・ウン、ハリーと「悪役」「仇役」に挑戦を続けるスンホ君、悪役の香り、毒気はチュンチュから始まったのかも…。

一方、トンマンと敵対するミシルの弟ミセンがチュンチュを懐柔しようとして、賭博場等に連れていた行かれたときもおもしろい。イカサマと知りながら、嬉しそうに振る舞うチュンチュ。第36話、ミセンに3人の女性を見せられて、品定めをし、髪をかきあげろとか、色々な注文をするチュンチュの、言い回し。実は、ミセンの懐柔策に乗っている振りをしているようにも思えるチュンチュ、色っぽい!重みのあるドラマの中で、華やかな色を添える楽しい場面を作り出していました。これを16〜17歳で演じたのは、驚異的なこと。

第38話、不真面目を装い続けるチュンチュ。書物を読んで学ぶことも嫌がる。キム・ナムギル演じるピダムにとって大切な三国を統一するための書物「三韓地勢」。そのページをバラバラにして紙風船にして遊んでしまう。ピダムに怒られ、元に戻そうとするときのこと、「順番がバラバラだろう」とピダムに言われ、「いや、順番はあっている」とさらっと答えて、一目見ただけで、覚えてしまう非凡さを見せる、その辺りもスンホ君も似合っていました。彼は賢い役が似合います。

第41話、コ・ヒョンジョン演じるミシルがチュンチュと手を組もうとしていたのに、チュンチュは「王になる」と宣言。皆が、まだ幼いチュンチュをミシルが利用しようとしていると思っていたとき、トンマンと遭遇し、すれ違い様に、「私がミシルをはめたのだとしたら?」とささやく、毒々しいチュンチュの言葉と表情。また、ミセンに「母を殺したテナムポを私は許した。そのお返しをしてもらう」と初めてミセンに対して荒々しい言葉を投げつけ、母を殺された怒りを露にするチュンチュ。この辺りのスンホ君、この存在感でMBCの演技賞新人賞を取れたのだな〜と思わせる部分でした。とにかく存在がおもしろい!!第43話、一方、ミシルは、チュンチュの祖父、父、母を殺したのは全て自分だと囁く。
このような駆け引きの中でしっかり存在した少年スンホは凛々しかった!!


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←トンマンに囁くチュンチュ
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                                    ミシルに囁かれるチュンチュ→


スンホ君、キム・チュンチュでは、何かに反応するよりは意志的に行動する場面の方がより魅力的かな。。。


チュンチュが気に入る、ポリャン(ミシルの情夫セルォン公の孫娘)は、「プロポーズ大作戦」で相手役ハム・イスルを演じていたパク・ウンビンちゃんがやっていますが、「プロポーズ〜」でカン・ベッコのために積極的に行動し、優しさを実践するハム・イスルとは正反対で、ポリャンは、お人形のような少女。パク・ウンビンちゃんは、「プロポーズ大作戦」の方が100倍魅力的でしたね〜。色っぽい女達より気に入っていたポリャンとの縁談が壊されたため、ポリャンを誘拐して無理矢理結婚してしまう少年チュンチュ(少年に見えた!!)はおもしろかったけれど、ポリャンは本当にカワイイお人形…。

ミシルの計略により、ファベク会議にトンマン派の2人が遅刻してもめることになるが、トンマンは、セジョン公を殺そうとした罪をなすりつけられる。一旦は宮殿の外に逃げたトンマンが、捕まえられるのを覚悟でチュンチュに後を託して宮殿に戻る。このとき、残ったチュンチュが味方となった貴族チュジン達を率いる立場になる。彼らを前にしたチュンチュの決意に満ちた言葉は王になる器であると感じさせる迫力がありましたね。繊細さの裏側にある線の太い役もこなせるのだと実感。時代劇は顔のパーツの配置が髪型のせいでしっかり見えてしまいますが、スンホ君、完璧なお顔。時代劇でも主要な役が似合う顔立ちで、凛々しく見え、王子役は適役!!
お顔が小さく、かつ、綺麗なので、時代劇の場合は引きより大写しが似合います〜。


ミシルとピダム

さてさて、この『善徳女王』、実は、スンホ君登場の場面以外でもおもしろく…、故に、一気に52話まで行ってしまった訳なんですが、役者が揃っていたし、役者のキャラクターがかなり鮮明に作られていました。
誰もが言う、コ・ヒョンジョンのミシル。加えて、キム・ナムギルのピダム。この二人は特におもしろかった。私好み…。

私の見た第33話からのピダム、「あれ〜?」。他の登場人物に比べて、やたら顔の表情が変化し、少々時代劇の重々しい演技の常識から外れている感あり。他の俳優さんと明らかにトーンが違う。ああ、これが話題のピダム…か。実はキム・ナムギルさんもお名前しか知りませんで…。彼が草薙剛とのトークで、「演技をするにあたってドラマの中の役柄をどこまで表現できるかに気を使います」と語っていたのを発見。キャラクター作りの天才ユ・スンホと共通する部分があり??なるほど、彼を作家陣が「秘密兵器」というだけのことがある…。

そして、ミシルも顔のパーツが尋常でない動きをする。コ・ヒョンジォンさんは、ミシルとピダム、この2人を見て、ああ、スンホ君もこの一派だな、と思いましたね。表情筋のよく動く三人衆。

さすが視聴率40%超えたという『善徳女王』。役者が達者。脚本も、編集もかっちり。音楽も格調高い。このドラマでは、トンマンとミシルの間で交わされる言葉の中に、国を治める者としての教訓やその責任に迷う姿等が多々あり。トンマンがミシルによって、国を治める知恵を身につけて行くのは、おもしろい。農民の負担を減らそうとして、農具を与え、土地を耕し、税金を少なく課そうとしたのに、トンマンの意を解さない農民達に裏切られうるトンマン。第40話、裏切りの報いとして、容赦なく村長らを刀で斬りつけ殺してしまい、自分の計画が急ぎ過ぎだったと自責の念に悩むトンマンに「自分を信じてください。自分のしたことが正しいと自信を持ってください」と励ますユシンの言葉、これは泣けました。自分の甘さのために起きた事件に動揺するトンマンを励ます言葉が、愛情と誠実さに溢れて、真実であると思えて。

脚本は、話の流れがスムーズに進んで行くことも大切ですが、全体の構成、人物同士の関係をきちんと作って行けるか。長編で変化して行く場合はなおさらです。また、台詞の中に深い意味のある言葉、印象に残る言葉が、いかにちりばめられているかも…。以前にテレビ東京で朝放送していた『チャングムの誓い』も、よくよく見たら上手くできているなあ、と感心したものでした。
台詞の意味では、ユ・スンホ主演「プロポーズ大作戦」にも、良い言葉がたくさんありましたね。。
そして、キャラクターをきちんと俳優さんに把握してもらうかもがとても重要。魅力的なキャラクターの存在がドラマをおもしろさを決定する。。

母親であるミシルに対するピダムの想いがストーリーの中で浮いてしまうことなく、自然に流れていったのが、「なかなか♪」でした。波長が合っているいるというか。どちらも自由さを感じる演技で。


  母であるミシルを救いたくて、説得しようとするピダム
 ↓この場面、なかなかです。。。
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最期に自分が捨てた息子ピダムと語るミシル→                   

ミシルを演じるコ・ヒョンジョンさんの特技は声楽だそう。なるほど、声のトーンを硬くしても無理がなく、歌うように、台詞の語尾をゆっくりにしたり、している〜?ご本人の弁「従来の演技に拍子があったとすれば、今はその拍子を崩しながら演技をしている」。なるほど。

彼女は出演にあたって「私はミシルを悪役だと考えない。人にはそれぞれ事情がある。 ミシルは力では十分に皇后になれる女性だが、身分のために成し遂げられず、常に誰かに地位を奪われるような恐れも感じている。ミシルの役を通して人間が持つ両面性、孤独や凄絶さを演じてみたいという欲がある」と語っていました。この悪役を魅力的に見せてしまう演技は、後の『ポゴシッタ』でのユ・スンホのハリー演技に共通するものがあると思うのです。悪役なのに、ハリーに共感してしまう。スンホ君は「ハリーはサイコ・パスでなく、愛し方が間違っていたのだと思う」と。つまり、人がそれぞれの事情の中で振る舞っているのが、客観的に見ると悪役だったっていうこと。


トンマンを思いながら、母であるミシルも助けたいと思うピダムの複雑な立場が、ピダムが常に自由に振る舞う人物であったために、無理なく、とてもスムーズに演じられていたし、ミシルにピダムを想っているようないないような複雑さがあるため、さらに深まりがあって、2人の場面は、魅力的。おもしろかったな〜。
ミシルとピダム、49話、50話での2人だけで話をする場面、音楽の使い方が絶妙!!スバラシイ!!言葉と言葉の間の旋律が、彼らの想いと緊張感を高めていて、見る価値のある場面を作り出していると思います。。

ちょっと素敵な演技のキム・ナムギルさん、MBCの演技大賞授賞式で、ユ・スンホ君と仲良しの様子だったとか。スンホ君に優しくしてくれる人は、私、皆大好きです♡

ミシルとピダムの個性的な演技に対して、イ・ヨウォン演じるトンマンとオム・テウン演じるユシンは、どちらかというと正当派。でも、これも大切なんですよね。ぶれることのない正当派演技!!正当派は正当派のまま押しまくる、主役にはそれも必要。

「ユ・スンホは、子役時代から、時代劇に出演し、演技力のある大物俳優との共演により、力をつけた」と彼のプロフィールに書かれていた記事を読んだことがありますが、彼にとってこの『善徳女王』に出たことは、本当に幸運だったと思う。おもしろいドラマに出られたこと、力のある出演者と共演できたこと。これからも、そんな幸運がユ・スンホにありますように🍀


少々長くなり過ぎまして、パソコンの方、続きは左下のMoreから、お願いします!!

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by Cloudia-Yo | 2013-04-16 16:34 | 善徳女王 | Comments(22)