◆韓国ドラマ 三種の神器 ーユ・スンホ演じるキャラの場合   

2013年 05月 02日
韓国ドラマの特色 三種の神器?


私が初めて見た韓国ドラマは「冬のソナタ」でした。このドラマに出てくる「出生の秘密」「病気(記憶喪失も含む)」「何かことが起きるとアメリカ・パリ・外国に行っちゃう」。これが「韓国ドラマの三種の神器」と、私が考える要素。「出生の秘密」はかなりのパーセンテージで出てきますが、広く考えて、「家族の問題」が取り上げられていると言えるのかもしれない。日本のドラマでも「家族の問題」は多々出てきますが、なんかちょっと質が違うような??



ユ・スンホ君の演じる家族


d0289252_2225614.jpgそういえば、我らがユ・スンホ君の演じてきたキャラクターも、カシコギは「病気」かつ「母の不在」。「おばあちゃんの家」も母の元を離れて祖母の家で暮らすお話。「マウミ」は母が都会に仕事に出たまま帰って来ない。「勉強の神」は祖母と暮らしている。「善徳女王」のキム・チュンチュも父は殺され、母の元を離れて随で育ち、新羅によびもどされたたときには母は殺されてしまっている。「プロポーズ大作戦」、高校生であるカン・ベッコは1人で暮らしている。「ペク・ドンス」ではヨ・ウンの母は赤ん坊のヨ・ウンを守ろうとして代わりに殺され、自分の存在を受け入れることのない父を捨て、フクサ・チョロンの天(チョン)に後継者として育てられる。「アラン使道伝」は神様だから別格として、「ポゴシッタ(会いたい)」では、父を殺害され、母を奪われて、フランスで大人になる。私はまだ見ていないのですが、「欲望の炎」にも出生の秘密があるとか…。
現実のスンホ君は、兵役についた彼の身を案じるご両親に恵まれていますが、役柄では、ほとんど両親が揃っていたことはない!!
スンホ君は、役柄の中で、母に会いたがったり、振り向いてくれない母親に絶望し、あるいは憎悪を抱き、それでも母親を求める。また、それが父親との関わりである場合もある。特に「ポゴシッタ」の母との関係は、悪役でありながら、あまりに辛い状況で…。

次の段落は、これから初めてDATVで「ポゴシッタ」を見ようと言う方は、少々ネタバレになるので、飛ばして読んでくださいませ。これは確か「ポゴシプタ」のカテゴリのどこかでも既に書いた内容です…重複ゴメン。

スンホ君演じるカン・ヒョンジュン(=ハリー)は、母が生きていたと知り、身元がバレる危険も顧みずに、母のいる部屋に入る。「ジュニだよ。お母さんが世界で一番愛しているヒョンジュンだよ。」と涙を流す彼は、母との再会の喜びを見事に裏切られる。精神を病んだ母は息子であるヒョンジュンを認識できないばかりでなく、母を陥れヒョンジュンが復讐の対象と思っているハン・テジュンを頼っている。死んだと思っていた母に会えた感動の涙は絶望と悲しみの涙に変わる。これまで、人前では冷静沈着を装っていたヒョンジュンは、ここで完全に理性を失い、人目もはばからず激しく嗚咽する。この場面は、ヒョンジュンの母を求める思いを裏切られた感情を、スンホ君は見事に表現していて、というか、そのものを見せてくれて、今、その場面を思い出しても、泣けてしまう。(←とにかくすぐ泣く私です。感情移入しやすいナイーブな内面の私で!?)。いやあ、スンホ演技は素晴らしかった。。

スンホ君は、このような母のいない複雑な状況などを演じるのがとてもうまい。先日、彼の公式ペン・カフェを訪問したら、スンホ君自身が「明るいキャラクターは嫌いです」と言ったお話が出ていたような(excite 翻訳を利用したら、そうなりました)。明るいキャラクターより、むしろ「サイコ・パスを演じたい」ということだったと思いますが、彼はダークな部分を持った人がかなりお似合いです。スンホ演技、ダークな部分を持ちつつ、ときたま、中に溜まったものを爆発させるなんざ、最高です。しかも、どこかにスンホ君自身の持つ真摯な姿が見える。悲しげな表情と怒りの言葉、でも、どこかけなげであり…。だから、同情したくなってしまう。あまり、幸せでない状況を演じるのがお得意で…。

「プロポーズ大作戦」も最初の頃はコメディ・タッチなのかなと思っていました。d0289252_0102649.jpg
←なにしろ、DVDのパッケージがこれなので。
ところが、ドラマの後半でカン・ベッコの母親が出てきて、母を受け入れることのできないベッコという状況が露になるにしたがって、スンホの演技はシリアスになり、その悩みの中で妙に美しくなっていった。どこかの記事でスンホの表情に「10代の憂鬱が…」と書いてありましたが、このときには、恋愛の憂鬱より、親との関係の憂鬱の方が、より彼らしい深みがある演技だったのかもしれない…デス。
ラストに近い場面で、イスルを生かそうとして、彼は車を走らせる。イスルのために、身を投げ打った彼を見つめる父。目を閉じているベッコの美たるや、コメディ・タッチとは縁遠い、神々しささえ感じられるものでした。
果ては、やっぱり記憶喪失。三種の神器の2つをクリア!!

「プロポーズ大作戦」もイスルに対する愛の問題かと思ったら、実は後半家族の問題がもの凄く大きなウェイトを占めていました。日本版はどんな話だったかなあ…。が、全く別の物語の装い。国民性の違い??このことについては、また、後日ゆっくり考えてみるかな〜と考えている次第。


さて、私の大好きなヨ・ウン、子役のパク・コンテ君からスンホ君にタッチしてからは、父親も既に亡くなってしまっていて、フクサ・チョロンの天(チョン、チェ・ミンス氏というカリスマ俳優が演じています)の元で育ち、剣やその他諸々の訓練を受けますが、父の死の場面の記憶をなくしています(ここにもあった記憶喪失!!)。彼は、亡き父に愛情を抱いていて)、父を殺した人に復讐をしようと考え、剣仙(コムソン)のキム・グァンテク(これも名優チョン・グァンリョル氏が演じていますね)がその復讐の相手かと思い、殺そうとしたりします。「ペク・ドンス」予告動画でヨ・ウンを「復讐のみに生きる男」とありましたが、これは大嘘ですよねぇ。ヨ・ウンは、全然復讐のためになんか生きていなくて、ただ、剣を振り回すことが異様に好きで、強くなることに執念を燃やすタイプで、実際に強くもなり、父亡き後は、自分に優しい言葉をかけてくれた天(チョン)の命令にひたすら従おうとした、と言うだけだったような…。
この、天(チョン)を前にしたヨ・ウンは、黒くて凛々しくて、ペク・ドンスやヤン・チョリプと一緒のときの可愛さとは違う魅力がありましたね。ペク・ドンスと一緒にいるヨ・ウンの傍に天(チョン)がやってきたときの動揺っぷりなんか、ゾワゾワしてしまいました。ペク・ドンス達に天(チョン)と自分の関係を隠しているため、天(チョン)が自分の前に姿を表すと顔色が変わるヨ・ウンは、美少年の魅力満載と言った風情で。

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    皆様ご存知の、悲しい運命を背負ったヨ・ウンの切なく深い眼差し

「マウミ」では、スンホ君演じるチャニの母は、都会で仕事をし、チャニと妹のソイは叔母達と住んでいたが、その内、2人だけで暮らすことになる。「おばあちゃんの家」では、サンウは元々母親と2人で住んでいるという設定。その母は仕事をなくし、新しい仕事を見つけるまで田舎の村の祖母の家で暮らすことになる。父がいなくて、母が子どもを置いて仕事をしたり、探したりというのは、ちょっと似た状況。韓国ではしばしば見られることなんでしょうか?国が違えば、国民の生活も違う…。

サンウは、子どもらしい子どもでしたが、チャニはけなげな子で、家を出てからは、悲しいことを悲しいと言えない少年。スンホ君は、ニュートラルな状態で、自然に役柄に入り込んでいましたね。

人って、天真爛漫に育って笑顔がお似合いな人と、ナイーブで鬱屈した面を見せるのがお似合いな人がいると思うんです。彼はドラマやグラビアで素敵な笑顔もたくさん見せてくれますが、その奥に何かありそうな雰囲気を漂わせる場合が多々あり。スンホ君の笑顔の奥には人には見せていない深い感情がある、そんな感じ。定評のあるスンホ君の眼差しは、彼の内面の深さと頭のキレを表していると思いますが。


ユ・スンホ君の演じたキャラは、海外はそれほど縁がないかもしれませんね。
私の知るところでは、ハリーがフランスに住んでいたこと、キム・チュンチュが随で育ったこと、くらいでしょうか?彼がまだ若く、恋愛ドラマにはあまり出ていないので。恋愛でショックを受けると、アメリカやパリに行っちゃう人がよくいますね、多分。。、



結末をひっくり返したいと願う視聴者の想い


さて、ドラマでは、結末が望む方にならないことが多々あります。「ポゴシッタ」「ペク・ドンス」も然り…。スンホ君の演じるキャラは、一般的ニコニコ・ホームドラマのキャラではないので、ラストも複雑なことが多く…。「ポゴシッタ」では虚無感に襲われ、「ペク・ドンス」は涙止めどなく流れ…でしたが。ただ今、視聴中の「善徳女王」も「あああ、そうなっちゃうのか」でした。
YouTubeにアップされている動画にも、「そうなってほしくなかった」という作者の想いの込められたものがあります。
本日の最後に、結末をひっくり返したい作者の想いがおもしろい、私のお好みのヨ・ウンとペク・ドンスの動画を。








anywherethewindblowz さまの動画
Yeo Woon/Dong Soo! Dynamic Duo!! Warrior Baek Dong Soo!!




テンポの良さと、主人公達の運命を自分が握りたいと言うコンセプトがおもしろい☆


追記:数日前から窓を開けるとこの音楽が聞こえる。な〜ぜ??お隣さんが、まさかヨ・ウンファンでもないでしょうに?→本日判明、近くの小学校の運動会で使っていた音楽のよう。最近の小学校は変わったなぁ。

by Cloudia-Yo | 2013-05-02 02:34 | ユ・スンホと韓国ドラマ事情 | Comments(2)

Commented by usamimi at 2013-05-02 22:01 x
Yoさん、こんばんは。更新お待ちしておりました。
確かにスンホくんの場合、両親揃った平和な家庭の子供という役柄は、私の記憶する限り殆どなく。
あっても本人にハンディがあったり、実の親ではなかったりという設定で。平凡だけれど幸せな家庭の子どもなんて役柄はありませんでしたね。
韓国ドラマの特徴といえば、そうですが…

ヨ・ウンとドンスの動画はホントにたくさんありますよね♪本編よりおもしろいものも結構あって(笑)
載せていただいた動画、私も気に入ってました。
欲望の炎のミンジェとか勉強の神のベクヒョンがリミックスされてて、作り手の方のこだわりとユーモアを感じます。

スンホをただただ待ち続けるのも寂しいので、私もこっそりブログを始めました。
お暇な時にでも覘いてくださいませ。
Commented by Cloudia-Yo at 2013-05-03 00:35
>usamimiさん、コメントありがとうございます!!
スンホ君待ちのaさまの子どもブログがたくさんですね〜。usamiimiさんもスンホ知識をいっぱいお持ちだから、頑張って!!

今回のは、実は次の「ピダムとミシル」を含めて出すつもりが、字数が多過ぎたので、分割してしまいました。どうしようかと迷ったのですが、パソコンに溜めておくのもどうかと想い、一気に2つアップしてしまいました。仕事が忙しい上に、善徳女王を見なくてはいけないので、タイヘンです(笑)。
ヨ・ウンの動画は、本当に素晴らしいのがいっぱいですよね。他にもたくさん好きなのがあります。何度見ても、ヨ・ウンはヨ・ウンであって、スンホではない。フシギだ〜!!スンホ君の素顔はどこへ消えてしまうんでしょうね。

入隊から間もなく2ヶ月。やっぱり、新しいスンホ君に会いたいですよね。韓国版の写真集、やっと韓国で発送したと連絡あり、新たなスンホ君が見られるかな、と期待しています。
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