ユ・スンホ「会いたい」天才子役は天才俳優に!!   

2013年 01月 13日
第19話を終えた「会いたい(ポゴシプタ)」。残すところ、来週の水曜木曜の2回…。

ここへ来て、「会いたい」の韓国でのドラマ評価の多くがユ・スンホに関わることになってきているようで、彼の演技力はいまや誰も疑うことのないものになりました。
下の記事は、主演の3人について書かれたものの中のユ・スンホに関する部分で、読んでいらっしゃる方も多いと思いますが…。


<Kstyle記事、抜粋>
「会いたい」JYJ ユチョン&ユン・ウネ&ユ・スンホ…20代若手俳優たちの“演技戦争”
OSEN |2013年01月10日17時46分
ユ・スンホは、このドラマで最大の恩恵を受けたも同然である。子役出身の彼は、成人としての演技がしたくてこのドラマを選択した。善悪を行き来するサイコパスの演技は、お茶の間の人々をぎょっとさせるほど役柄にハマっており、深い演技力を見せている。後半に行くにつれ極悪非道になっているが、優れた演技力のため、人物への同情心さえ持たせている。
元記事配信日時 : 2013年01月10日08時55分 記者 : ピョ・ジェミン


ユ・スンホの演技について、大した知識もなく翻訳提供もしない私がおこがましくも私的感想をこのブログで書いてきました。「その根拠はどこに?」と言われたら、「感じたことだから」と答えるしかなかったのですが、1月に入ってからの韓国の記事などのユ・スンホ演技に対する評価を見ると、私の感じていたことがでまかせではなかったと。

ユ・スンホは、韓国の大統領選挙で「会いたい」の放送が1回休止になった頃のインタビューで、「秘密の部屋で人と関わらずサイコ・パスを演じていて、ジョイの前では愛情溢れる優しい男という二重人格的な人物設定はやりにくい」と話していました。また、別の機会には「ハリーの見せる表情はほとんど嘘だと思っているので、泣く演技でも感情移入が難しい」とも。

第8話、ガン・サンドック殺害容疑で逮捕される前「ヘリ、ヘリ!」とハリーに助けを求めて叫ぶジョイと「大丈夫だから」と言って、ジョイを抱きしめるハリー。不安を抱えている切なさが、2人の身体から滲み出て見える場面でした。保釈されたジョイに手を差し出して、「チベカジャ(家に帰ろう)」と言う場面、14年間築き上げた2人だけの世界があることを感じさせた。

ユ・スンホの演じるハリーは徐々に別の面を表し、ドラマの後半に入る第11話、テジュンとの対面のあたりから、ハリーは秘密の部屋の外でも、人に対して復讐の感情を見せ始める。

大きな変化は、彼が愛するジョイ(イ・スヨン)に対する不安を抱く場面から。ジョイは母との再会をきっかけに、14年前の自分の置かれていた状況を懐かしく思い始め、初恋の相手ハン・ジョンウに対する思いーこれまで、自分を置いて逃げたハン・ジョンウに対して抱いていた憎しみが、憎しみ以外のものに変化していくことを怖れたハリーの嗚咽。「揺れないでくれ」と言って、子どものようにジョイにすがりついて嗚咽する演技は、たいへんな評判となりました。

これまで、自分の傍にずっといると信じていたジョイが離れて行くかもしれない恐怖、これはおそらくユ・スンホにとって理解しやすい感情だったのでしょう。いつもポーカーフェイスで自分の思いどおりにならないことはない、幼少期からの困難な経験をしてきて、揺らぐことのない自信と能力、財力を持つハリーが見せる初めての弱さ、母に甘える子どものような嗚咽。感情を露骨に表すこの場面は、多くの人の同情と共感を呼びましたが、また、ユ・スンホがハリー(カン・ヒョンジュン)のキャラクターを完全に自分のものにする転機となった場面でないか。この場面で彼は、それまで時折感じられた、役に対する躊躇を完全に振り払い、ハリーの感情を表出することに成功!!

ここから先、自信家のハリーと、ジョイを失う不安・嫉妬の間を、スンホの演技は行き来するようになります。
ハン・ジョンウに対して、ジョンウの父であり、自分の異母兄であり、復讐の対象であるハン・テジュンに関する不正を知らせる部分の冷酷さ、ジョイへの優しさ、時として嫉妬によって表れてしまう本音の冷たさ、秘密の部屋で秘密の友達との会話の中で見せる残虐さ、そして、また、子どものようにジョイに甘え、また、家族のように頼り合う愛情。二方向のみでなく多方向に、彼の内面の振幅の幅は回を追うごとに増し、かつ、演技は多彩な面を見せるようになります。

イ・スヨンとハン・ジョンウの初恋物語は強烈な魅力で惹き付けるという形にはいたらなかッた。19話を終えて、彼らの関係は、手をつなぐこと、キスをすること、昔の思い出をネタにいちゃつく(!!)ことくらいしか、愛情を表せなくなり、一方、ジョイ(イ・スヨン)を失うハリー(カン・ヒョンジュン)が、いかに辛く孤独であるかは、ユ・スンホの説得力ある演技のおかげで、納得させられ、いかに彼が極悪であろうとも共感してしまう…。

ユ・スンホが「ハリーという人物を立体的に見せた」という評価があったよう。表情においても台詞や存在感においても多面的なビジュアルを創り上げ、それに反してそれぞれに辛い日々があったはずのイ・スヨンとハン・ジョンウの生き様は、それほど明確に表れてこなかった。スヨンとジョンウの置かれている状況は、多面的でなく、いわば直線的、ほとんど二つの方向くらいにしか動かない…。これは、ユン・ウネとユチョンのせいではなく、製作者側の問題かと。

ドラマは、19話になり、正体が露になりつつあり、カン・ヒョンジュンと呼ばれるようになったハリーは、ジョンウやスヨンよりはるかに悲惨な、死んだと思っていた母との哀しい再会と、再び味わう永遠の別れという、救いようのない状況に突き落とされます。悪役である彼が一番辛い現実を抱えている…。

ユ・スンホは、ハリー(カン・ヒョンジュン)というキャラクターを完全に自分のものにし、俳優ユ・スンホとしてでなく、カン・ヒョンジュンとして考え、話しているという状態にまで達したと思えます。後半、彼の登場のどの場面を見ても、美しさ、孤独、絶望、未練、怒り、嫉妬、様々な面を突出した表現で見せてくれています。

例えば、ハン・ジョンウの継母であり、取引にきたファン・ミランを殺害しようとする場面。愛情溢れるハリーの仮面をかなぐり捨てた、冷酷なキャラクターを一言ごとに変わる表情で魅力的に見せる…。正体を見破られたと知ったときの冷静さを装いながら見せるわずかな動揺、ジョイを奪われた嫉妬心を隠そうとする苦々しい表情、相手を陥れようと策略をめぐらしながら、過去に自分が殺害した叔母のことを暗に語るときの冷徹さ、愛していたはずのジョイの心を傷つけることさえ厭わなくなった残虐さ。わずか数分間のファン・ミランとのシーンで、スンホはそれだけ多くの感情を演じます。だから、彼の登場シーンは全て無駄なく過ぎて行く。登場が長くても短くても、見る者は目を離すすきがない。しかも、彼は人をまた別の面から惹き付ける並外れて美しいビジュアルをも持っています。

憎しみの中にも孤独や、外には出せない哀しみが隠されていて、このありふれていない深い演技は、見る者の感情を揺り動かす。上手い俳優さんはたくさんいますが、見る者の心まで揺り動かすという、不思議な能力を持ったユ・スンホ。

ユ・スンホは、この「会いたい」で、かつて言われた「天才子役」から、「天才俳優」に脱皮したと思うのです。


彼の除隊後の活動が、その才能に見合うだけの幸運に恵まれたものであることを願うばかりです。

by Cloudia-Yo | 2013-01-13 00:51 | 会いたい(ポゴシッタ) | Comments(10)

Commented by hana at 2013-01-13 23:10 x
こんばんは〜

今回のスンホ褒め記事の多かったこと! もう翻訳→修正→保存を繰り返し、木金は寝不足でリポD持って出勤でした(笑)

今までは動画は朝見てたけど、18・19話は夜中に見始めたら止まらなくて(・Θ・;) 見終わっても興奮して寝つけなかった程です。
制作者はヒョンジュンをとことん悪役・冷遇することで、主役2人の純愛(全く純愛には見えませんが)を引き立たせようとしたかったのかもしれないけど、スンホが演じたことで悪役であるはずのヒョンジュンの悲しみやサイコパスに成らざるを得なかった境遇を見事に表現しつくしちゃったからアテが外れたかも(笑)
逆に主役2人の愛が陳腐で薄っぺらいものに感じちゃいます。

ヒョンジュンの子供時代の背景とかほとんど説明ないのに、19話で自分の幻に話しかけた後の一筋の涙! あれで幼少時、ハンテジュンの影に怯え、守ってくれるのは母親しかいない孤独な環境だったのが想像できちゃいました! サイコパスにならざるを得なかった哀れさを表情一つで表現するスンホの卓越した演技力にもう魂を持ってかれそうです(;´Д`

Commented by Cloudia-Yo at 2013-01-13 23:40
>hanaさん、私も同じです!! hanaさんに前回のコメントで教えていただいたので、私も同じく記事を翻訳〜保存まで繰り返しましたよ。正月から貫徹を数回繰り返し、動画は何回もスンホ部分のみ見直しました。止まりません。今やビョーキです。

ほんとに、スンホ演技のみ、全てを見せてくれてしまい、主役2人のラブラブも演技力も、理解できん。泣ければ演技力あるというものでもなかろうに〜。でも、それは、2人が悪いのではなく、スンホ君が凄過ぎたんですよね。
ヒョンジュン、孤独な上に、母まで亡くなってしまい、どうすんだい!? 可哀相過ぎて、勘弁して欲しい〜。このダブルパンチを思い、ここまでする必要あるのか、と疑問を抱きながらの仕事帰りの電車の中、ヒョンジュンを助けてやってくれ〜と叫びたかった☆ 私は夕飯も食べずにこのブログを書いていて、ダイエットに成功(笑)!
hanaさん、このように、私は既に魂があっちへ行っちゃって、破壊されています。どーしましょー。こんなに悲惨なドラマになってしまった「ポゴシプタ」。木曜最終回が終わった後の私の行く末、たいへん不安です。

コメント、嬉しかったです。ありがとうございます!!
Commented by haru-ki1114 at 2013-01-13 23:59
こんばんは。はじめまして。

私も昨年夏、スンホ君と『衝撃の出会い』をいたしました(笑)。主様と同じくペクドンスでのヨウンです。それまではこれっぽっちも韓流ドラマにも俳優さんにも興味はなかったのですが、ヨウンで完全にスンホ君にはまりました。そして今は『ポゴシプタ』に毎週釘付けです。

私、韓国語は全く分からないのですが、『ポゴシプタ』はリアル視聴してヒョンジュン=スンホ君に泣かされています。見ているこちらが痛すぎる~。言葉は分からなくても、スンホ君の演技でヒョンジュンの辛さが伝わってきてしまうんですよね。私もスンホ君ペンの為、完全にヒョンジュン寄りの見方をしているとは思うのですが、それでもここまでヒョンジュンという人物に引き寄せられてしまうのは、主様も熱烈に書かれていますが、やはりスンホ君の演技力ゆえなのでしょう。

今週で『ポゴシプタ』も終わりますが、ヒョンジュンに救いはあるのかが気がかりです。サッドどころか、バットなエンディングになるような気がしている私ですが、たとえ死でしかヒョンジュンが救われなくても、ヒョンジュンにとって納得のいく最終回になることを祈っています。
Commented by Cloudia-Yo at 2013-01-14 00:54
>haru-kiさん、コメントありがとうございます!!

やっぱりヨ・ウンでハマりましたか〜。そうですよね〜。ヨ・ウン、素敵過ぎ!! 「ペク・ドンス」も、後半はヨ・ウンが全てを動かす主役になっていましたね☆

が、ヨ・ウンから、更に大人の様相になったヒョンジュン。見事ですね〜。ヒョンジュン、逮捕されても、何でもいいから、魂だけは救ってやって欲しいです。ヒョンジュンの最終回、ペク・ドンス以外に誰もヨ・ウンの結末に痛みを抱かなかった、あの二の舞は勘弁です!! 
ちなみに私の携帯待ち受け画面は、ヨ・ウン(笑)!!

何故、スヨンがジョンウを選ぶのかさえ、??? (←理解不能)  サイコパスだって、いいじゃん、、とか、理性のかけらもない私になっています。ドラマはちょっとびっくりの展開になってしまいましたが、とにかくスンホ君のおかげで、「ポゴシプタ」を見れて幸運だでした。彼がずっと願っていた「大人の演技力ある俳優への脱皮」もリアル・タイムで見られて幸い。が、友人にその話をしたら、その「幸い」の意味が全く理解できなかったようです(笑)。

では、ヒョンジュンの行く末、心配しながら、あと2回ご一緒に見守りましょうね☆

Commented by at 2013-01-14 03:08 x
Yoさん、毎回これだけの細かい記事 食事もせず貫徹だったのですね、大丈夫ですか?興味深く拝見している私はコメントするだけで申し訳ない。19話のスンホ君圧巻でしたね。狂気までも視聴者に認めさせる演技 凄すぎます!「スヨンのいない世界で生きたい」台詞泣けました。あんなにスヨンを守っていたのにそれを言わせる作家さんが酷い。イチャイチャ→苦しむの対比ばかりでしんどくてスヨンウンジュの呑みシ‐ンはホッとし、こんなシ‐ン見たかったと切に思い、でもハリ‐にはスヨン以外心穏やかに話せる人がいないと何にでも彼に結びつけてしまうほど心奪われてます。ウネペンの私でさえイチャイチャ、ペアで動くにウンザリで残り
Commented by at 2013-01-14 04:04 x
2話は、カンヒョンジュンのシ‐ンが多くありますようにと願うばかりです。こんな風に思うのも 作家さん・制作陣の演出の綻びが大きいですが、年上組とスンホ君の演技力の差もあると思います。年上組二人の今できる最大限の演技をしても、若い伸び盛りの爆発的な演技が凄すぎたんだと。逆にその差と脚本の迷走が スンホ君の演技力を際立たせてくれたと思いました。今20・21話を撮ってるので、旬のスンホ君の演技をしっかり感じて、ヒョンジュンが救われる表情が一瞬でも見たいです!まずは予告でドキドキですね(とても気になる終わり方だったので)
いつも長文すみません、語りたい事多すぎて、うまくまとめれないです。
Commented by Cloudia-Yo at 2013-01-14 05:13
>桃さん、いつも読んでくださり、コメントくださり、ありがとうございます!!私も桃さんと同じに語りたいこと多過ぎて。。このように雑にブログに書きまくりです!!

作家、製作側に文句を言いながら、場面のおもしろさを語る自分は何なのだろうと思うのですが、とにかくスンホ演技が並みのレベルでなかったので、このドラマにハメラレたのは、確か。
ジョンウとスヨンがお手々をつないでいるのも、「トッポギ、スンデ…」も大嫌いで(怒)。もう少し深い愛情表現はないのかな、と。残る2話が、これ以上トンデモナイ結果にならないことを願いながら、あと2日待ちたいと思います…。

勢いが止まらないので、放映までに、またしょうもないことを書きまくるかも。睡眠・栄養は、放映が終わってから立て直そうと思います☆ ユ・スンホは人を虜にしてしまう、これもトンデモナイ奴→→私もしっかり韓流ドラマ系廃人の仲間入りです☆
Commented at 2013-01-15 04:17 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented at 2013-01-15 04:32 x
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by Cloudia-Yo at 2013-01-15 05:06
>××さま、コメントありがとうございます!!
スンホ君は、本当に不思議な子、並みのはめられ方ではない私達ですよね。狂っているのが私だけではないのが分かり、嬉しいです。
先程は、「大王四神紀」の第3話のスンホ君登場場面を発見し、「いるだけでやっぱり惹かれてしまう、この子って何なんだろう」と思っていました。ヨ・ウンを見ても、やっぱり平静ではいられません。加えて、今回の演技力のさらなる爆発ですものね。

あまりに書きなぐりをし過ぎたので、放映が終わってしまった後、私はどうなるのか心配…(笑)。色々お気遣いありがとうございます!!
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